阪急うめだ本店 2期棟オープン

10月25日(木)に阪急うめだ本店2期棟がオープン致しました。

関西以外の人はあまりピンとこないかも知れませんが、関西の人、特に大阪在住の人に
とっては待ちに待ったオープンなのです。

大阪うめだ地区にある阪急百貨店は、1929年に誕生した歴史のある百貨店です。

関西の人からは「うめはん」と呼ばれる阪急うめだ本店は、2005年の改装工事着工から
7年の歳月を経て、ついにオープンということで「待ちに待った」という表現がピッタリとくる
ような気がします。

中に入って一番驚くのが、9階にある「祝祭広場」です。

それは9階から12階まで吹き抜けになった高さ約16mの開放的な空間です。

百貨店の中にこれだけの広い空間を作るということは従来の「モノを売る」という発想から
「人が集う」ということに大きくシフトチェンジした印象を覚えました。

ワクワクする空間を演出しているので、行くのが楽しいと思わせる百貨店だと思います。

私たちの靴も6階のシューズサロンで展開しておりますので、お近くにお越しの際には是
非お立ち寄り下さい。

10月31日には西日本では最大級のエキナカ施設「エキマルシェ大阪」がJR大阪駅にオ
ープンします。

又、来年の春にはJR大阪駅北側に「グランフロント大阪」がオープンする予定です。

人も街も熱い大阪へ是非あそびに来て下さい。

くまモン

大きな声では言えませんが実は、ゆるキャラが大好きです。

昨年度のゆるキャラグランプリ1位に輝いた、熊本県の「くまモン」が最近のお気に入り
です。

先日、広島のゆるキャラ「ブンカッキー」が挑戦状を手に熊本県庁に現れ、「くまモン」と
対決したそうです。

サッカーのPK対決や相撲対決等をして、負けた方が勝者の宣伝たすきを掛けて1週間、
相手県の宣伝をする条件です。

結果はなんと、意外にも素早い動きを見せたブンカッキーの圧勝に終わりました。

負けた「くまモン」は、たすきを掛けられて悔しそうにしていました。

10月26日に広島で「再戦」が予定されており、「くまモン」は「次は頑張るモン」と言って
いました。

「くまモン」は今年のゆるキャラグランプリには出場しないこと決めています。

その理由は、ほかのキャラにも人気を得てほしいからで「昨年育ててもらったから、今年
は応援していくモン!」とけなげにコメントしています。

さすが 「くまモン」!

今年のゆるキャラグランプリは11月25日(日) に発表されます。

青いターバンの少女

フェルメールの名画「青いターバンの少女」が関西に来たので、神戸市立博物館へ行っ
てきました。

「青いターバンの少女」の正式タイトルは「真珠の耳飾りの少女」で1665年頃の作品と
いわれています。

日本では江戸時代初期、ようやく平穏な時代を迎えたあたりです。

フェルメールの生まれたオランダは当時、スペインから独立し海上貿易がさかんで、とて
も豊かな国でした。

17世紀のオランダは黄金時代と呼ばれるくらい国としての活力があったのでしょう。

「光と闇の画家」と言われたレンブラントや「フランダースの犬」の主人公ネロが死ぬまで
あこがれ続けたルーベンスを輩出しています。

オランダの絵画は、他のヨーロッパ諸国に比べて宗教画が少ないです。

その分、風景画や肖像画、静物画(せいぶつが) が多いようです。

私は最近、静物画が好きです。

静物画は静止した物(花、果物、本など) を対象としていて、はかなさの絵画といわれて
います。

燃えているロウソク、花瓶の中の花、漂うシャボン玉等は、時の流れの中で滅びゆく様
を表しているとか。

仏教の諸行無常 (何事も同じ状態で続くものではない) の精神と同じです。

数々の栄光を手にしてきたヨーロッパ諸国が今、出口の見えない危機に苦しんでいる事
とオーバーラップして深く考えさせられます。

梅ちゃん先生、完。

NHKの朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」が9月29日に最終回を迎えました。

4月から6ヶ月間ずっと見続けていましたので、終わってしまうと毎日の楽しみが失われた
ようで少しさびしい思いです。

舞台は終戦後、焼け野原のバラック小屋で暮らす下村家の日常生活を通じて、日本が奇
跡の復興を成し遂げる様子がうまく描かれていたと思います。

戦争を体験している世代、高度経済成長を支えた世代、貧しさを知らずに育ったバブル世
代、それ以降の日本の衰退しか知らない世代と様々な価値観を持った人たちが、どのよう
な視点で見られたのか興味がわきます。

最近、戦後の復興に尽力した人々の物語や書物を目にする機会が多いのですが、共通し
ている点は、どん底の状態からよくここまで短期間で復興を成し得ることができたなと感心
する点です。

そこには日本人の持っている忍耐力と変化を受け入れる柔軟さとが合わさり、たゆまぬ努
力と持ち前の勤勉さを発揮して、困難を乗り越えてゆく姿があります。

東日本大震災以降、家族や絆の重要性が再認識されています。

「梅ちゃん先生」はそれらの事をさらりと表現している点が共感を呼び、高視聴率につなが
ったのではないかと思います。

ホテルニューオータニ店 オープン

当社としては4店舗目の直営店を東京赤坂 ホテルニューオータニ ザ・メインロビー階
に本日オープン致しました。

店名は「サロンドグレー/ゴールドファイル ホテルニューオータニ店」で、大阪のリーガ
ロイヤルホテル店同様、サロンドグレーの婦人靴、ゴールドファイルの紳士靴、紳士鞄、
べルト、革小物を取り揃えております。

東京のホテルニューオータニは、広大な敷地に「ザ・メイン」「ガーデンタワー」「ガーデン
コート」の3つの大きな建物に分かれており、下層階でつながっている構造です。

東京オリンピックの年に外国の方に泊まってもらう一流ホテルとしてオープンした経緯も
あり、滝のある日本庭園も美しく、今でも外国人の利用が多いようです。

館内はとても広く、迷ってしまいそうですがホテルの人は皆、親切ですので安心です。

9月28日のオープンは週末の金曜日ということもありますが、(クツヤ)と語呂を合わせて
いる意味もあります。

来年以降、9月28日がクツヤの日として定着できるように個人的には期待しています。

最後になりましたが、ショップオープンのためにご協力、ご尽力していただいた全ての方
々にお礼申し上げます。

ありがとうございました。そして今後ともよろしくお願い致します。

未使用率7割弱

ある統計調査によると20歳以上の女性の持っている靴は平均22足で、うちはくのが7足、
はかないのが15足と、はかない靴が全体の7割弱でした。

服は手持ち84着中、着るのが27着、着ないのが57着だそうです。

バッグは持っている16個中、使うのが5個、使わないのが11個。

不思議と靴、服、バッグの持っているけれど使わないとされる未使用率は、全て7割弱と
いう結果でした。

未使用率7割弱というのも驚きですが、男性に比べて女性は靴、服、バッグをたくさん持っ
ているという印象を受けます。

もちろん個人差はあるでしょうが、男性の持っている数は女性の3分の1ぐらいではないか
と思います。

だから人口構成比は男女ほぼ半分なのに、ファッション業界においては女性物の方が数
多く売れるのでしょう。

なぜ未使用になるかと推測すると、靴の場合は「はきやすさ」ではないかと思います。

デザインに一目ぼれしたけれど、はくと痛い、疲れるとなるとあまり出番はなくなります。
その点は服やバッグと違います。

私たちの靴作りのポリシーは「軽くてはきやすい靴」です。

お客様の靴のラインアップの中で、出番の多い上位30%を目指したいと思っています。

関西人と関東人の味の違い

私もよく東京方面に出張しますが、味に対する好みがはっきりと違うなと思うことがよく
あります。

一番よくわかるのが、関西人から見た東京のうどんつゆの色でしょう。

とても黒くて、はじめて見た時はびっくりしてしまいます。

しかしそれは、歴史をひもといていくと分かる食文化の違いなのです。

明治以前、日本人の食卓の中心は魚でした。関東で獲れる魚は北方から周遊してくる
かつお等の赤身の魚が多く、関西では瀬戸内海で育った鯛等の白身の魚が多かった
のです。

そこで、料理の基本であるダシにおいて決定的な差がうまれます。

関東では赤身魚にあうかつおダシが主流になり、関西では白身魚にあう昆布ダシが主
流となりました。

又、江戸時代の大阪には北海道でとれる昆布が、北前船によってさかんに運ばれてき
ましたが、当時は関東へ運ぶルートがなかったのです。

現在は技術革新により新鮮なままで食材を運ぶルートが確立していますが、江戸時代
では流通ルートが限られており、おのずと地域の食文化を形成していったのです。

うどんつゆにしても関東はしょうゆをベースにして作りますが、関西では昆布ダシベース
で作ります。

関西のうどんつゆは、味がしっかりと出ても色は薄く澄んでいます。

その色が関西人にとってはおいしそうなダシの色としてインプットされているので、うどん
の白さを隠してしまうほどの濃い色はおいしそうではないと思ってしまうのでしょう。

しかしながら個人の感想で言うと、関東のうどんつゆも色ほどに味は濃くないので、食わ
ず嫌いの人も一度チャレンジしてみてはいかがでしょう?

冷暖四季パッド

今年の夏は猛暑となりました。

9月に入り、朝夕は少し涼しく感じられる日もありますが、まだまだ暑い日が続いています。

特に盆休み以降の残暑は、夏の疲れがとれにくい体にはこたえます。

その日の疲れを明日に持ち越さないために、睡眠をしっかりとることが大事であることを痛 
感させられます。

今年は猛暑にもかかわらず、思い切って購入した冷暖四季パッドのおかげでぐっすりと睡
眠がとれたような気がします。

例年、クーラーの温度設定、タイマー設定、冷感ジェル等を組み合わせて、夏をしのいで
いましたが、なんとなく朝に疲れが残ることが多かったのです。

それがこの冷暖四季パッドのおかげで、朝の目覚めがすっきりとしました。

冷暖四季パッドのしくみは、パッドにシリコンチューブを内蔵させて水を循環させる方式で、
その水を冷やしたり温めたりすることでパッドを快適な温度にするのです。

使用当初は冷感ジェルのようなヒヤッとした感じがせず、物足りなかったのですが、冷やし
すぎず暑くなりすぎない睡眠に適した温度(31℃または36℃)に切り替わる自動設定タイ
マー機能を使用した途端、ぐっすりと眠れるようになりました。

さすが睡眠を熟知したフランスベッドの大ヒット商品だなと思いました。

クーラーのききすぎた部屋で寝ると疲労感が残るように、人間には寝汗をかかない程度の
快適な睡眠温度があるようです。

パッドの表面は、吸湿速乾性に優れたメッシュ地を使用していますので肌触りもよいです。

おまけに電気代も1日約18円と省エネにも貢献しています。

なんかフランスベッドのセールスマンのようになってきましたが、睡眠でお困りの方は是非
試してはいかがでしょう?

人生の3分の1を布団の中で過ごすのですから・・・。

アディダスとプーマ

ロンドンオリンピックは日本選手の活躍もあり、大いに盛り上がり成功しました。

選手達を支えるスポーツメーカーの戦いも、大変興味深いものでした。

中でも、アディダスとプーマの因縁の対決は見ごたえがありました。

世界的スポーツメーカーであるアディダスとプーマは、共にドイツ南部のヘルツォーゲンア
ウラッハという人口2万人程の町に本社を置いています。

元々、アディダスとプーマは同じ会社だったのです。

ダスラー兄弟がシューズメーカーとして創業したのですが、経営方針の違いから分かれて
しまいました。

弟がアディダスを、兄がプーマを作りました。

それ以降、両社は世界中で火花を散らし、有名選手との契約獲得競争でも因縁のライバ
ル関係でありました。

今回のロンドンオリンピックの注目競技である男子100m走において、プーマはウサイン・
ボルト選手のシューズを提供しました。

一方、アディダスは同じジャマイカのヨハン・ブレーク選手のシューズを提供しました。

ブレーク選手は直前のジャマイカ国内大会で、ボルト選手を破った選手です。

同じジャマイカ選手でありながら、ボルト選手とブレーク選手の戦いはプーマとアディダス
の代理戦争でもあったのです。

結果は9秒63という五輪新記録で、ボルト選手が金メダルを獲り、ブレーク選手は銀メダル
という結果になりました。

プーマはボルト選手がまだ有名でない9年前からその才能に目をつけ、支えてきたので感
激もひとしおだったのではないでしょうか。

ボルト選手が金メダルを獲った翌日からプーマのロンドン旗艦店では、五輪新記録にちな
み9.63%オフセールを始め、爆発的な売上を上げたそうです。

大人の対応のお願い

「へえーそうなんだ。大変やねー」

何げなく答えただけなのに、するどいつっこみが入りました。

「呉本さん、それ1ヶ月前に聞いて、その時も同じリアクションでしたよ」

・・・驚きました。

私としては初めて聞いた話を率直に受け答えしただけなのに、1ヶ月前に聞いた話だった
とは・・・

もしかしてそういった事は過去にもあって、周りの人が気を使って指摘しなかっただけなの
では・・・

そういえば、1年ほど前にこういう事がありました。

おもしろそうな本だと思い、購入して読んでみると、何か聞いた事がある話が多いなと思
っていました。

すると、あったのです。私の本棚に同じ本が。

数ヶ月前に買って読んでいたのです。

「どんだけボケてんねん!」と自分につっこみを入れた覚えがあります。

しかし、あまりボケすぎると周囲の人に迷惑がかかってしまうので、注意をしなければなり
ません。

でも大丈夫です。大事な事は忘れませんので。

大事じゃない事は忘れてしまうのかとつっこまれそうですが、もし万が一、そのような状況
になった時は寛大な心と大人の対応をしていただければ、うれしいと思います。