キャサリン´s BAR 

先日、九州に出張しました。

ルートは宮崎、鹿児島、熊本、博多、小倉でした。九州地方は集中豪雨が続いてお
りましたが、出張中は雨にあうこともほとんどありませんでした。

熊本に行った時に、地元のお客様が話のネタにとキャサリン’S BAR に連れて行って
くれました。

キャサリン’S BAR とは熊本出身のスザンヌのお母さん(キャサリン)が経営する立ち
飲みBARです。地元ではとても有名なお店で、連れて行ってもらった日も満員でした。

有名店なのに普通の立ち飲み屋さんと同様に値段もリーズナブルで(一杯500円位)
気取ったところも全然なくとてもフレンドリーなお店でした。

スザンヌの妹のマーガリンもお店で忙しく手伝っておりました。

スザンヌは熊本県の観光大使で、いたるところで熊本を宣伝していました。有名にな
っても地元を大切にする気持ちはいいですね。

キャサリン’S BAR の始まりは、実家のたばこ店でお客さんとの立ち話にビールを出
したのがきっかけで約8年前に立ち飲みBARをオープンしたそうです。当時、熊本に
は立ち飲みというスタイルがなかったようで、それ以来ずっと繁盛しているようです。

8年前だとまだスザンヌがブレークする前ですよね。

ちなみにキャサリンというのは、当時よく来ていた外国人のお客さんが本名の「清美」
をうまく発音できずに「キャサリン」と呼んだことが由来のようです。予想外の言いまち
がいです。

とするとスザンヌ、マーガリンの本名は何だろうと思うと寝苦しくなりそうなので考えな
いでおきます。

日経テスト

先日、日経テストというものを受けてきました。

日経テストとは、日本経済新聞が主催する経済知力を測るテストです。経済知力
とは単に知識だけではなく、そこに考える力(知恵)を駆使し問題を解決していく能
力のことです。

いわば、頭でっかちの知識だけではなくビジネスの現場でどれだけ実務に精通し、
問題解決能力に長けているかが試されるわけです。

試験会場に行くと、やはり年齢層が高く50~60代の管理職クラスからビジネスの
現場の主力である30~40代の人がほとんどでした。中には、学生らしき人もいまし
たが少数でした。

問題は4択問題で100問、試験時間は80分でした。

はじめは80分は結構長いなと思っていましたが、読み解くのに時間がかかり制限
時間いっぱいまでかかってしまいました。

受験した感想は、とてもむずかしく、自分の知らないことがたくさんあるということを
知らされた感じでした。

社会人になるとテストを受けるということがほとんどなくなるので、試験会場の緊張
した雰囲気がとても懐かしく感じられました。

幸い、このテストは合格、不合格はなく上限1000点のスコアで表されるものなので
すが、スコアの目安として400点以下は発展途上人材とされているので何とか400
点以上はとりたいと思っています。

オルセー美術館展 2010

東京六本木にある国立新美術館で開催されている「オルセー美術館展2010」に
行ってきました。

感想は「すごい、すごすぎる・・・」でした。

そもそも、この絵画展が開かれたきっかけは、パリのオルセー美術館が1年半を
かけて改装工事をするので、普段では決してありえない名作中の名作を一挙に
貸し出し、「オルセー美術館展」が世界を駆けめぐるという千載一遇のチャンスに
めぐまれたことです。

それが今、日本に来ていて、世界的な名画の数々を日本にいながら楽しめるこ
とができるのです。

年間300万人が訪れるといわれるオルセー美術館の中でも最も人気が高いのが、
ポスト印象派の絵画です。

ゴッホ、モネ、ロートレック、セザンヌ、ゴーギャン、ルソーと絵画ファンならずとも
一度は聞いたことがある巨匠の大作が惜しげもなく展示されており、その時代を
独自の手法で表現している作品はどれも圧巻でありました。

なぜ、日本人が印象派の作品が好きなのかはわかりませんが、印象派の巨匠
たちが少なからず浮世絵に代表される日本文化に影響を受けていたことが、日
本人のノスタルジックな感情を想い起こさせているのかも知れません。

5月26日から8月16日までの会期ですので興味のある方は是非早めに行かれ
ることをおすすめします。

バウリンガルボイス

バウリンガルとは2002年にタカラが発売した犬の鳴き声を通訳する機械です。
当時、大ヒット商品となりノーベル賞のパロディ版であるイグノーベル平和賞を
とったほどバカバカしい商品として話題になりました。

そのバウリンガルが機能をアップして発売されたのが「バウリンガルボイス」で
す。犬の気持ちがよくわかる犬語翻訳機というキャッチコピーについ気持ちが
ゆらいでしまいました。

これがあれば我が家の「チョコ」(トイプードル、オス)ともう少しわかりあえるので
はないかと思ってしまい、ついつい買ってしまいました。

商品としてはかなりレベルアップしていて対応犬種50種、音の専門家による
動物感情分析システムを応用した音響分析による解析という説明に自然と期
待がふくらんでいきました。

そしていざ犬種をセットして装着し、第一声を待ちました。

「・・・・」

鳴かない・・・。

室内で飼っているため鳴かないようにしつけをしていたのが裏目に出ました。

「チョコ!ほら鳴いてみ!」といっても鳴きません。

あれこれと格闘すること10分、しつこい飼い主に根負けしたかのように鳴きま
した。

「ワン ワン」

おお!ついに鳴いた!何と言っているのだろう!

翻訳機はもったいつけるように解析中と表示しています。そして次の瞬間、次
のような文字が出てきました。

「ボク、ここにいるよ!」

恐るべし バウリンガルボイス。

キンキーブーツ

キンキーブーツ(Kinky Boots)はイギリスのコメディ映画で、風変わりなブーツ
という意味です。

先日、その映画を観たのですが笑いあり涙ありでとってもおもしろかったです。

イギリスの田舎町のノーサンプトンにある伝統的な紳士靴メーカーの話で東
欧等からの安価な輸入品に押され、倒産寸前から驚きのアイデアで会社を
立て直していくというストーリーです。

従来の紳士靴ではないニッチな市場に参入しようと考えた二代目経営者は
靴に悩むある人たちの存在を知り、その人たちのための靴を作ろうと決意し
ました。

なんとその人たちとは女装趣味の男性で、開発したのは大の男がはいても
大丈夫なセクシーな赤のブーツだったのです。

完成までには靴職人たちとの確執や女装趣味の男性たちへの偏見等があ
り、いくつもの困難を乗り越えて、みんなの心をひとつにしてすばらしい靴を
作り上げていくプロセスがとてもうまく表現されていました。

そして遂にミラノのショーで見事成功し、会社は新しいニッチ市場を創出して
いくのです。

その映画の中で靴を作る工程がリアルに写し出されており、私にとっては見
慣れた風景であるにもかかわらず、とても新鮮に感じました。

安価な輸入品が増えている市場の中で、伝統的な靴メーカーが苦しい立場
にあるのはヨーロッパでも日本でも同じです。

この映画は、お客様の人生を豊かにするために靴の会社が懸命に努力して
成功するという点で希望ある一筋の光を照らしているような気がします。

靴関係の仕事の人はもちろん、そうでない人にもおすすめの映画です。

LED電球を買いました。

少し前より悩んでいたLED電球を買いました。

きっかけは電球交換に手間のかかる場所の電球が切れたことでした。
そこにLED電球をつければ10年間は交換しなくてすむので、これはい
いきっかけだなと思いました。

そして某家電量販店に行き、口金がE17で40Wのミニクリプトン球の
タイプを探したところ、口金タイプはすぐにわかったのですが明るさの
単位がルーメンになっており、どのくらい明るいのかさっぱり見当がつ
きませんでした。

いろいろと相談にのってもらい多分これだろうと思う商品を見つけまし
たが、思っていたよりも高く3,980円もするというのです。ここまできて
又、あきらめるのもいけないと思い買うことしました。ポイントで・・・。

ポイントで買った理由は、現金を払ってまで買おうという決意が欠け
ていたのかもしれません。

家に帰ってつけてみると明るさはちょうどよかったのですが、少しだ
け周りのミニクリプトン球と輝き方が違うような気がしました。しかし
気になるほどでもなかったので安心しました。

一安心もつかの間、家の照明のミニクリプトン球を数えてみると倒れ
そうになりました。もしそれをLED電球にすると・・・。

その夜、換えたばかりのLED電球が切れる夢をみました。

LED電球

LED電球を買おうかと迷っています。

LED電球の長所はたくさんあります。10年以上もつので電球を交換
する手間が格段に減ります。次に省エネです。電気代も安く、二酸化
炭素も削減し地球にやさしいです。そして電球の機能として欠かせな
い明るさもすぐれています。

長所を述べればキリがないくらいですが、買うのをためらっています。
先日もLED電球コーナーの前でしばらく悩みましたが、買いませんで
した。

なぜでしょう?

それは価格です。

とてもすばらしい商品であることはわかっているのですが、普通の電
球なら100円くらいのものが3,000円くらいするというのがなぜか腑に
落ちないのです。もう少し待てば安くなるのかも知れないという期待
もあります。

もうすぐ買い置き用の電球ストックがなくなります。電球が切れるたび
に決断のリミットがせまりくる感じです。

ああ もう時間がない と自分を追いつめているいるうちに3,000円分く
らい疲れている自分に気づき、考えるのを止めました。

鉄人28号

先日、神戸の新長田という街に行ってきました。

ちょうど15年前の1995年1月17日に、阪神淡路大震災という未曾有
の災害により壊滅的な打撃をうけた街です。

今ではすっかりと街並みも復興し、人のにぎわいも戻りつつあります。

その復興の象徴として、巨大な鉄人28号モニュメントがJR新長田駅
前に建てられておりました。

高さ18m 重量50トンという超ビッグサイズの鋼鉄製モニュメントで思
わず息をのむほどのスケール感です。大きさだけでなく力強いポーズ、
表情、質感等どれをとってもすばらしい完成度でした。

又、その製作過程のストーリーを近くのギャラリーで上映していて、復
興にかける神戸の人たちの情熱と、それにこたえようとする工場の人
たちの気持ちがひしひしと伝わり、とても感動的でした。

そもそも、このプロジェクトは神戸出身の漫画家、横山光輝氏の代表
作の1つが「鉄人28号」であったことから始まりました。又、「三国志」
も横山光輝氏の代表作であることから、新長田近辺に三国志の英雄
達の石像がたくさんありました。

私も三国志の熱烈なファンの一人でありますので、今度はもっとゆっく
りと時間をとって訪れてみたいと思っています。

鉄人と三国志に出会える街、新長田へみなさんも是非、足を運んでは
いかがでしょう。

せんとくん、本番です!

せんとくんは平城遷都1300年祭の公式マスコットキャラクターとして2008年
2月にデビュー致しました。

ところがデビュー後すぐに地元の寺院団体から、仏に角をはやすのはおかし
いのではないかと一斉に批判を浴び、散々なデビューでありました。

その後、せんとくんの代役として、「まんとくん」や「なーむくん」がデビューし、
存在をもおびやかされることになりました。

しかし、このキャラクターを巡る騒動が結果的に多数のメディアに取り上げら
れ、「きもかわいい」とせんとくんの知名度が一気にアップしました。今では
せんとくんは全国的に知られているキャラクターの一つだと思います。

せんとくんのマスコミへの露出も少し落ち着いたように感じますが、実はせん
とくん、今年が本番です。せんとくんの本業の平城遷都1300年祭が2010年
1月1日から始まり、今年いっぱい開催されるからです。

デビューして約2年、人々の記憶から忘れ去られそうですが、ここはしっかり
と踏んばって歴史的イベントを盛り上げてもらいたいと思っています。

京都と比べて少し地味な印象の奈良ですが、1300年前の710年に日本で
初めての本格的な首都「平城京」が建設された地なのです。広さは甲子園
球場の30倍で、当時の人はそのスケールにびっくりしたのではないかと思
います。

復元された朱雀門や大極殿、15mもの大仏がある東大寺、薬師三尊像が
ある薬師寺、鑑真が眠る唐招提寺等、見どころがたくさんあります。

興味がありましたら是非皆さんも平城遷都1300年祭に足を運んではいか
がでしょうか?せんとくんになりかわりまして一言宣伝申し上げます。

JAL名人会

JAL名人会とは日本航空国内線の無料オーディオプログラムの1つで漫才、
落語を収録しているものです。

最近、出張で飛行機を使うことが多く、JALにもよく乗っています。

いつもは音楽のチャンネルを何気なく聴いているのですが、先日の出張の
時にJAL名人会を聴きました。

その理由は、出演がサンドウィッチマン(漫才)だったからです。

ご存知の通りサンドウィッチマンは、2007年のM-1グランプリ王者で一躍
有名になった漫才コンビです。下積み時代が長いせいか実力は相当なもの
で、私の大好きな漫才コンビです。

収録は東京のあるホールで行なわれていたらしく、お客様の笑い声とかラ
イブの臨場感があふれるものでした。

初めのうちはショートコント風の軽い笑いのものだったのですが、中盤にか
けて長いネタに入ると富澤がボケ倒し、伊達の鋭いツッコミが炸裂しだしま
した。すると、収録のホールは爆笑の渦と化してきました。

私も肩が小刻みに震え、笑いを必死でかみ殺しています。

当然、機内は静かで笑い声を上げようものなら変人扱いです。

笑いたいけど、笑えない・・・。

隣のビジネスマンは、私の動きがおかしいことを察し始めているようです。

「JAL名人会のサンドウィッチマンがおもしろくて・・・」と隣の人に言い訳した
いですが、それも変だしできません。

もうこれ以上、富澤がボケまくると爆笑してしまう・・・。
そうなれば私は機内の笑い者・・・。

ああ もうダメかもと思った瞬間、突然音声が途切れ「当機はまもなく着陸体
制に・・・」というアナウンスが・・・。

「助かった・・・。」

機内の笑い者にならずに助かった瞬間でした。

もしJAL便で肩が震え笑いをこらえてる人がいたら、それはJAL名人会を聴
いている人でしょう。