オジンオズボーン

オジンオズボーンは松竹芸能の若手漫才コンビです。
ダジャレを連発する彼らの芸風はとても好きなタイプです。
気になるのは彼らのコンビ名です。
バブル世代のロック好きの方にはすぐわかると思いますが、イギリスの伝説のヘビィメタル
バンド「ブラックサバス」のボーカル、オジーオズボーンをもじったものだと思います。
私も若い頃は、ヘビィメタルに憧れてよく聴いていました。
その頃に、おじん臭い事に対して 「オジンオズボーンやなー」 と仲間うちで笑いあっていた
記憶があります。
それが時を経て、若手漫才コンビのネーミングとして耳にした時、同じことを考える人もいる
もんだなーと妙に関心致しました。
漫才コンビ「オジンオズボーン」のファンの人は 「オジーオズボーン」を知っているのでしょう
か?
単に語呂がいいだけのネーミングと思っているのでしょうか?
漫才コンビ「オジンオズボーン」の軽妙な芸風とへビィメタボーカル「オジーオズボーン」の
おどろおどろしいパフォーマンスとは何らリンクするところはありません。
今後、漫才コンビ「オジンオズボーン」が大ブレークして、誰もが認める名漫才コンビになっ
ても、コンビ名は変えないでほしいです。
「オジーオズボーン」を知る数少ないファンのためにも。

インバウンド

2020年東京五輪開催決定後、インバウンド(訪日外国人客)拡大のために、様々な施策
や工夫が注目されています。
2003年に訪日客を10年で1000万人まで拡大するとした政府の「ビジット・ジャパン・キャ
ンペーン」は最終年にようやく実現の可能性がみえてきました。
観光庁は2020年までに2000万人、2030年には3000万人の訪日客を呼び込みたいと考
えています。
世界に目を移すと、外国人が一番訪れている国は1位フランス(8000万人超)、2位米国
(6000万人超)で、日本は33位とまだまだ成長の余地はありそうです。
最近は、日本のビザの緩和などの施策でASEAN諸国からの訪日客が増えています。
又、LCC増便の影響もあり、特にタイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシ
ア等の国からの訪日客が増加しています。
現在の訪日外国人の6割が韓国、台湾、中国からなので、それ以外のアジアの国から
の訪日が増えると大きな底上げになるでしょう。
その目的も観光、食事、ショッピングと多様で、日本側の工夫のあるおもてなし方次第で
は可能性は無限に広がるような気がします。
弊社も外国人の方がよく泊るホテルに直営店を構えておりますので、インバウンド拡大の
ために様々な形で協力させていただければいいなと考えております。
どのような形で協力ができるかを模索するために、大阪観光コンベンション協会の賛助会
員となり、活動していく決意を致しました。
日本を訪れる全ての外国人の方に「日本に来てよかった」と思ってもらいたいです。

世界盆栽大会

世界盆栽大会は世界の盆栽愛好家が集い、親善を深めるとともに盆栽文化の普及と技
術向上を目的として、4年に一度開催される大会です。
いわば盆栽のオリンピックのようなものですね。
その次回 (2017年) の開催地が日本のさいたま市に決定致しました。
盆栽はBONSAIとして世界で根強い人気があり、世界大会も米国、ドイツ、プエルトリコ、
韓国、中国で開催されており、第1回世界盆栽大会の開催地である、さいたまへ里帰り
開催が決まったので地元は盛り上がっているようです。
開催地を決めるプレゼンでは、会場のコンパクトさや交通の利便性、さらに大会を開催し
た経験をアピールし決定にこぎつけました。
まさに東京オリンピックのプレゼンのようですね。
地元の盆栽関係者は 「本当にうれしい。日本の文化の盆栽とおもてなしの心を世界の人
に知ってもらいたい。」 とコメントしておりました。
さいたま市大宮地区の盆栽の歴史は古く、関東大震災のあと東京の盆栽業者が移ってき
て、大宮盆栽村を作り、その名は世界にも知られています。又、2010年には世界ではじめ
ての盆栽美術館が開館しました。
大宮は盆栽の聖地なのです。
盆栽愛好家の一人として、一度は訪れてみたいと思っています。

販売会で思うこと

先日、某百貨店での特別販売会で2日間、販売致しました。
久しぶりだったのですが、お客様と会話をしていくうちにだんだんと勘が戻ってきた感じで
した。
靴の選び方等のアドバイスをするという告知だったのですが、実際のところ、お客様と会
話させてもらった半分以上は靴以外の事だったと思います。
そこで感じたことは、お客様の気持ちに寄り添い、気持ちよく買い物をしていただく「おもて
なし」の心が一番大事だなと思いました。
もちろん色々な靴を見ていただき、はいていただくのですが、短い会話の中でお客様のラ
イフスタイルや今の気分、欲しい物等を察知して、さりげなく提案していくことが販売の極
意ではないかと考えます。
そこで気をつけないといけないのは、あまり押しつけがましくならないこと。
自社の商品の良さを知ってほしいために、相手のムードを考えずにアピールしてしまうこと
は避けなければいけません。
販売員としてすぐれた能力とは、豊富な商品知識ももちろん重要ですが、それ以上に相手
の気持ちを自然と察することができる力ではないかと改めて思いました。

そして父になる

福山雅治主演の 「そして父になる」 を観ました。
泣いてしまいました。
今まで育ててきた6歳の息子が、実は赤ん坊の時に病院で取り違えられた他人の子で
あると告げられる家族の葛藤の物語です。
福山雅治演じるエリートの男と、リリーフランキー演じるエリートとは真逆の男。
性格も育てられ方も違う6歳の息子。
リセットして違う家族の元で再出発できるのか?
生みの親か、育ての親か?
映画は観客にどのような価値観が正しいのかをせまってきます。
第66回カンヌ国際映画祭で初披露後、10分以上スタンディングオベーションが鳴り止ま
なかったといいます。
スティーブン・スピルバーグ監督が、ハリウッドでリメイクすることも決定したようです。
脚本、監督、編集を一人でこなした是枝監督は天才だと思います。
観終わった後 「そして父になる」 というタイトルの付け方がとても秀逸であったと、しみじ
みと心に響きます。

メンタルスキル

先日、メンタルスキルというあまり聞き慣れない言葉を新聞で読みました。
技術的なスキルではなく、気持ちの能力をメンタルスキルという一つのスキルとしてとらえ
るという事でした。
主にスポーツの世界で使われるようで、サッカー等でここ一番の決定力不足やケアレスミ
スの原因としてメンタルが弱い等と表現されています。
ビジネスではどうでしょう?
おもしろい企画や商品アイデアが浮かび、得意先を含めた少人数で盛り上がる事は少な
くありません。
しかしながら、いざ実行の段階でたくさんの人を巻きこんで仕事を進めていくうちに、元の
種である「おもしろさ」が半減していく事がよくあります。
なぜでしょう?
企画プランがたくさんの人の伝言ゲームを介していくうちに変容していくのです。
特に熱の伝わりにくいメンタルスキルの低い人が途中で入ると、無難なものに変わってい
きます。
そこには「失敗したくない」「面倒だ」といった保守的な思考が底流にあると思います。
新しい挑戦は誰もが不安で面倒臭く感じるものです。
その苦労をしてまでも、お客様に喜んでもらいたいという、メンタルスキルの高い人と一緒
に仕事がしたいです。

桧山の引退

阪神タイガースの桧山進次郎選手が今季限りで引退します。
阪神ファン以外の人にはその衝撃は伝わりにくいかも知れませんが、子供の頃からの阪
神ファンの私にとって「まさか・・・」という思いと「ついに・・・」という思いが交錯する複雑な
心境です。
桧山選手は、阪神一筋 22年 (球団最長) の在籍で、ファンに大変人気のあった選手です。
この22年間のうち、2003年と2005年にリーグ優勝を主力選手として経験しています。
最近は「代打の神様」としてファンを沸かせていました。
その桧山選手がなぜ引退を決意したかというと、夏場にシートノックに入れないことがあっ
たからだそうです。
シートノックとは試合前の守備練習で、桧山選手は右翼で毎試合前約10分間、打球を追
い、投げることを全力で行なってきました。
それが体力の限界なのか、体が動かない日があったというのです。
近年、桧山選手は代打専門で、守備につく機会はほとんどありません。
しかし、彼の中では打って、走って、守る、攻走守そろった選手がプロ野球選手という自負
があったのでしょう。
それが出来なくなった時が引退する時だと考えていたのです。
和田監督は桧山選手のことを 「後輩にもいい見本として語り継がれる準備の達人」と評価
しています。
阪神の球団フロントは、人格的にも人気の面でも将来の監督候補とみているようです。
ファンとしては、桧山選手が忘れ物と言っている日本一になって、有終の美を飾ってもらい
たいです。

7年後は・・・

先日、2020年の五輪開催都市に東京が選ばれました。
マドリード (スペイン)、イスタンブール (トルコ) との戦いでしたが、最終プレゼンが決め手
になったようです。
安倍首相、猪瀬都知事をはじめとした日本のプレゼンは、安心、安全の確実性に加え、
スポーツの力・価値というものを誠実にかつ情熱的に訴えたのが委員の心に響いたので
はないかと思います。
猪瀬都知事が言っていました。
「プレゼンで大事なのは情熱だ。いくら素晴らしい言葉をよどみなく言っても、情熱がなけ
れば相手の心を打たない」
全くそのとうりだと思います。
7年後の2020年にオリンピックが東京にやってきます。
その時自分は何歳になっているだろうと、日本中の人が考えたのではないかと思います。
それほど遠くない未来なのに、社会や街並み、周囲の人たち等、劇的に変わっているか
も知れません。
変化のスピードはそれほど速いのだと改めて認識します。
「そうか7年後は〇歳か!」 「それまで元気でがんばらないといけないな!」 「東京オリン
ピックをこの目でみたい!」というような未来に対する希望、活力が日本全土を覆う時、自
然と景気が上向きになるのではないかと思います。

世間話

得意先の方と商談する時は、本題に入る前に軽い世間話をします。
話題は特に決まっていませんが最新の新聞記事の事、食べ物の事、スポーツの事等、そ
の時々に応じて話をするのですが、盛り上がりすぎて本題の時間が少なくなってしまうこと
もよくあります。
世間話は商談をスムーズに運ぶための潤滑油のようなものだと思い、ビジネスマンの誰も
がしている事だと信じていました。
しかし、実はそうでもないようで、いきなり本題から入る営業マンも多いと得意先の人から
聞かされました。
知人から聞いた話ですが「最近の若い人は世間話ができなくて困っている」と嘆く上司が
指導するために部下にこう言いました。
「まずは、天気の話でいいから最低5分くらいは世間話をしなさい」
すると部下は天気の話をしたのですが、高気圧や低気圧、等高線、等圧線など、まるで講
義のような話をきっちり5分間して、本題に入ったそうです。
「そうじゃないんだけどなー・・・」上司のため息が聞こえてきそうです。
いまの若い世代の人は、上記の例のように真面目なのに的が外れている事が多いと感じ
ることもあります。
情報は多いのだけどれども羅列であって、ストーリーとして話を組み立てて興味深くしてい
く展開力が欠けているような気がします。
それには情報を点としてとらえるだけでなく、探究心をもって深く掘り下げていく好奇心が大
事であると考えます。
たかが世間話、されど世間話、ビジネススキルのひとつだと思います。

セール今昔物語

夏のセール時期も終盤戦を迎えています。

最近のセールは昔のセールと比べて、いまいち盛り上がりが欠けているような印象です。

かつてのセールは、高くて買えなかった憧れのブランドの商品を手に入れるチャンスであ
りました。

ブランド志向が強かった時代ですので、街全体がセールに突入すると「この時を待ってま
した」と言わんばかりのお客さんがワクワクしながら買い回っていたような記憶があります。

今の時代はそれほどブランド志向が強くないので、シーズン遅れでも手に入れたいと思う
ことが少ないのかも知れません。

又、トレンドサイクルが短くなる中で、ZARAやH&Mのファストファッションの台頭が大きく
影響しているのでしょう。

百貨店業界に於いては各社の戦略があり、セール開始時期が違うのでセールの盛り上が
りが一気にではなく、小さな盛り上がりが何度もという風になってきています。

私たちのお店でもそうですが、「セール期間中にもプロパーの商品が売れている」という声
も聞きます。

今と昔のセールを比較して、どちらがよいとか言うつもりはないですが、時代の流れにより
お客様の嗜好が変わってきたのだと思います。

それは欲しい物は値引きがなくても買うし、欲しくないものは7割引きでも買わなくなってき
ているということです。

購買動機が安いから買うのではなく、欲しいから買うという本来の行動に戻ってきたという
証しではないかと思います。