そして父になる

福山雅治主演の 「そして父になる」 を観ました。
泣いてしまいました。
今まで育ててきた6歳の息子が、実は赤ん坊の時に病院で取り違えられた他人の子で
あると告げられる家族の葛藤の物語です。
福山雅治演じるエリートの男と、リリーフランキー演じるエリートとは真逆の男。
性格も育てられ方も違う6歳の息子。
リセットして違う家族の元で再出発できるのか?
生みの親か、育ての親か?
映画は観客にどのような価値観が正しいのかをせまってきます。
第66回カンヌ国際映画祭で初披露後、10分以上スタンディングオベーションが鳴り止ま
なかったといいます。
スティーブン・スピルバーグ監督が、ハリウッドでリメイクすることも決定したようです。
脚本、監督、編集を一人でこなした是枝監督は天才だと思います。
観終わった後 「そして父になる」 というタイトルの付け方がとても秀逸であったと、しみじ
みと心に響きます。