京都市交響楽団

NHKの 「SWITCH インタビュー達人達」 というTV番組に出演していた、広上淳一さんとい
うオーケストラ指揮者に興味がわきました。
運よく、広上さんが指揮する京都市交響楽団の演奏を聴く機会がありました。
チケットは完売、会場は満席です。
広上さんが登場します。
予想通りに小柄で、かわいらしい愛嬌のあるおじさんです。
指揮はダイナミックで、時には跳ねたり全身で指揮をしている感じで、とてもパッションを感
じました。
それに呼応するかのように、楽団員の方たちも一糸乱れぬ調和のとれた旋律を奏でていま
した。
特に、ラヴェルのボレロは個々の独奏パートの能力を最大限に生かし、最後は迫力のある
合奏を見事にまとめ上げる広上さんの引き出す能力に脱帽致しました。
最後に、広上さんがうれしい報告をされました。
日本の洋楽発展に顕著な業績をあげた個人又は団体に贈られる 「サントリー音楽賞」 に
広上さんと京都市交響楽団が選ばれたそうです。
とても名誉なことです。
広上淳一さんが常任指揮者として、京都市交響楽団の能力をいかんなく発揮させていると
ころをみると、オーケストラの指揮者は会社の経営に通じるところがあると感じました。

リセットの時期

日本の3月はリセットの時期です。
新たな学校へ進学する人、新たな職場につく人、新たな街で生活をする人。
今まで永年お世話になった環境に別離を告げ、4月からリスタートするために様々なモノや
コトに区切りをつける瞬間です。
季節も察知したかのように春の陽気が訪れ、コートを脱いで新しい一歩を踏み出すように背
中を押してくれます。
桜の開花も新たな旅立ちを応援しているようです。
私の長女も3月に大学を卒業し、4月から社会人になります。
一人の社会人として、自立していく姿を応援していきたいです。
いろいろな人と出会い、様々な経験をすると思います。
ウマの合う人、合わない人、納得のいく事、いかない事、いろいろあるでしょう。
学生時代なら避けることができた事も、避けられなくなる事になるかもしれません。
そんな時、逃げずに向き合うことが大事です。
苦難に立ち向かう時に、解決するための工夫、知恵、忍耐を学ぶのだと思います。
新たな旅立ちをする全ての人に 「ガンバレ!負けるな!」 とエールを送りたい気持ちです。

ルンバブル

「ルンバブルな部屋?」
一瞬、何のことか理解できず、ダンスのルンバが踊れる部屋なのかと考えました。
正解はロボット掃除機「ルンバ」が掃除しやすい環境になっている部屋だそうです。
ルンバには得意な分野と不得意な分野があります。
ベッドやソファー、家具の下は得意です。
しかし、毛足の長いじゅうたんや電気コードなどのヒモ状のものは、からまって動けなくな
ってしまいます。その際は停止して悲しげに聞こえる音を発するそうです。
ルンバの不得意なものを全てとりはらって、ルンバの性能を十分に発揮できる部屋が「ル
ンバブルな部屋」なのです。
共働きの家庭も増えているので、ルンバブルな部屋のニーズは高まっています。
間取りを工夫したり、ベッドやソファーの脚の長さを10㎝以上にしたり。
住宅業界も「ルンバ対応型ルーム」「ルンバ標準装備」と差別化に必死です。
私の家もルンバ導入を考えましたが、毛足の長いペット(トイプードル)がいるのでやめま
した。
その理由は、ルンバとペットが、からまって動けない状態を想像するだけで気絶しそうに
なったからです。

天才シェフ現る

先日、予約がなかなか取れないと言われているイタリアンレストランに偶然、当日予約
が取れたので行ってきました。
ご存知の方も多いと思いますが、大阪木津市場の中にあるイル ポーベロ ディアヴォロ
です。
まず驚くのが、屋台みたいなビニールカーテンの入口です。
内装、照明もシンプルで、好感がもたれます。
メニューは木津市場で仕入れた新鮮な魚と野菜を使ったコースのみ。
素材の力を十分に引き出し、奥深い味の品々。
どれもが独創的で、はじめて味わうテイストの連続でした。
又、前菜の盛りつけも大きな白いお皿の右3分の1ほどに集約し、左3分の2は余白とす
る大胆さで、絵画をみているようです。
私の一番のお気に入りは、ブリ大根でした。
レアな火入れのブリにあわせた大根はシャーベット状。
温度差と食感が絶妙です。
シェフは弱冠29歳。助手も付けずに一人でがんばっています。
素材を引き出すソース作りと、盛り付けの美的センスは天才的です。
20年後か30年後には、日本を代表するシェフになっているような気がします。
「初めての店はビニールカーテンの店でした」 と回顧している姿が想像できます。
ビニールカーテンの店を知っている客の一人として、羽田シェフの今後の活躍に最大限
エールを送りたいと思います。

そんなに年ではないんです。

先日、東京でお得意様と食事を一緒にした時のことです。
宴も中盤が過ぎ、盛り上がってきた頃に弊社の社員がおもむろに、お得意様の女性に質
問しました。
「私達の社長(私の事です)は誰に似てると思いますか?」
テーブルの奥に座っていた私の耳にも聞こえてきました。
30代とおぼしきその女性が私の方をチラッと見ました。緊張する瞬間です。
「・・・そうですね。 オザワ イチローさん・・・」
「えっ、あの政治家の・・・」
「あっ ちがいます。オザワ セイジさんです」
「指揮者の小澤征爾さん?」
どちらも70代のおじいちゃんです。
まだ私は50歳で、そんなに年ではないんです。
帰って家族に話すと「そういえば、白髪の長髪のところが似ているかも。でも、小澤さんは
若い頃、男前やったらしいからええやん」
小澤さんの若い頃に似ていると言われたのではなく、今の小澤さん(79歳)に似ていると
言われた私は喜ぶべきか悩んでいます。

ヘアスタイルチェンジ

今年も早いもので残り少なくなりました。
1年を振り返り、どのような新しいチャレンジをしたのかを検証してみましたところ、個人的
にはヘアスタイルをチェンジしたのが印象的です。
長年、定期的に同じところで髪を切り続けておりました。
年齢的にも髪に白いものが目立つようになり、白髪染めもしてきましたが染める前と後で
は雰囲気が違いすぎ、少し違和感をおぼえておりました。
そんな時、ある美容師の方から染めずにみせる白髪にしてはどうかとアドバイスを受けま
した。
少し悩みましたが、思い切ってその美容師のアドバイスをきき、「いっぺんやってみよう!」
と決断したのが夏の終わり頃でした。
永い間、通い慣れていた美容室と決別し、新しい美容室に行き始めました。
染めてない白髪が伸びきるまで年末位までかかると言われていたので、中途半端な状態
がしばらく続き、賛否両論でした。
先日、それがついに、その美容師さんの完成形になりました。
その美容師さんが思い描いていた通りになったかはわかりません。
又、満足しているかも不明です。
私は中途半端な状態から完成状態になったことがうれしいです。
賛否両論あるかと思いますが、率直な感想を聞かせてもらえればうれしいです。

白夜の誓い

人生2度目の宝塚歌劇に行ってきました。
宙組のトップスター凰稀かなめのラストステージ 「白夜の誓い」 です。
2回目なので心の余裕もあり、あらゆるところに目を配り、気を配りながら観たせいなのか、
今回の方が良かったです。
鍛えぬかれた歌とダンス、トップスターのみならず相手役、準主役、脇役、その他大勢の役
の細部にわたるまで、お客様を楽しませるエンターテイメントの精神にあふれていました。
特に衣装や照明、音楽等の裏方仕事のすばらしさには目をうばわれます。
宝塚ファンが熱中するのもうなずけます。
ミュージカルの内容は、スウェーデン国王グスタフ3世の波乱に満ちた生涯を描いたもので
した。
18世紀のスウェーデンは、一部貴族の腐敗した政治に苦しんでおりました。
グスタフ3世が国王になるとクーデターを起こし、腐敗した貴族たちを追放しました。
北欧の小国スウェーデンは常にロシアの脅威にさらされており、親ロシアのデンマークの
王女とグスタフ3世が政略結婚することでバランスをとっておりました。
フィンランドを従属国としたり、ノルウェーを併合しようとしたり、現在の北欧諸国のイメージ
とは違う一面がみえてきます。
当時の国力は軍事力であり、攻めるか攻められるかという時代であったのでしょう。
今のスウェーデンはイケア、H&M、そしてノーベル賞という、とても平和なイメージです。
軍事力ではなく、文化の力で競いあう世界であり続けたいです。

グレース・オブ・モナコ

ハリウッド女優からモナコ大公のレーニエ3世に嫁ぎ、モナコ公妃となったグレースケリー
の半生を描いた映画 「グレース・オブ・モナコ」 を観ました。
この映画は事実に基づいたフィクションと冒頭に出てきたので、どれが事実でどれがフィク
ションなのかはわかりませんが、モナコの華やかなイメージとは異なる側面がたくさんある
ことに驚かされました。
モナコといえばカジノ、F1グランプリ、グレースケリーとリッチで優雅なイメージが先行しま
すが、国の歴史は過酷です。
フランスやイタリア、ドイツから占領されたこともあり、激動の歴史です。
しかしながら、元首である大公はグリマルディ家が700年以上も前から世襲しています。
外交と軍事はフランスが担当していることからわかるように、フランスの影響がものすごく
強いです。
映画の中で、フランスとの仲が険悪になり、フランスに侵攻されるかもしれないという場面
がありました。
軍隊を持たない小国は、なすすべもありません。
映画ではグレースケリーの活躍で難を逃れます。
現在、フランスとモナコとの関係は良好に見えますが、世界のパワーバランスが崩れると
小国の存在が脅かされる可能性は十分にあると思わせるような映画でした。

35年前へタイムスリップ

先日、BOSTONというバンドの大阪公演に行ってきました。
なんと、35年ぶり来日公演です。
場所は大阪市中央体育館。
初めて行きましたが、ドーム型の室内体育館で、天井のだ円形のフォルムはBOSTON
のイメージにピッタリです。
BOSTONは天才 トムショルツ率いるアメリカのロックバンドです。エフェクターを駆使した
重厚で幻想的なサウンドは35年前の私を魅了しました。
当日集まった観客は、私を含めて35年前の少年、少女、現在のオジサンとオバサンです。
コンサートが始まって驚いたのが、当時のサウンドと全く同じだったのです。
そう、色あせていないのです。
映像と音響を駆使したトムショルツの演出は、彼の天才ぶりを再認識させるには十分す
ぎるものでした。
中盤に大ヒット曲「ドントルックバック」が演奏されると会場は大盛り上がりです。
オジサンが歌っている・・・ オバサンが踊っている・・・
曲を聴きながら遠い目をしている・・・
皆が35年前にタイムスリップした瞬間でした。
となりのオジサンもあのオバサンも知らないけれど、みんなあの当時にBOSTONを聴
いていたんだなと思うと妙に親近感がわきました。
コンサート帰りの電車の中は、35年前からゆっくりと現在へもどしていく時間旅行のよう
でした。

観光都市大阪

最近、大阪を訪れる外国人観光客の数が増えています。
関西空港を発着する国際便が増えているので、そのまま大阪を訪れる外国人が多いと
思います。
先日、縁あって日本に初めて来た留学生に大阪を案内する機会がありました。
大阪にずっと住んでいるので、外国の人にとってどのような所が魅力のある場所である
のかよくわかりません。
まずは大阪の街を一望できる日本一のビル、あべのハルカスに行きました。
天気もよく晴れわたっていたので、東は生駒のふもとから西は大阪湾、北のビル群、南
は長居公園とよく見えました。
直下の天王寺公園が思いのほか広く感じられ、JRと近鉄電車の交差やその上を車が
通る天王寺バイパスの設置等、都市計画の工夫が随所に感じられ、私は大感動でした。
しかし、留学生の反応はイマイチでした。
それもそのはず、日本に初めて来たので大阪の街を隅々まで一望しても、ただ広いとい
う以外にはないと思います。
気をとり直して、大阪城公園へ。
ここは外国人観光客が多いので受け入れ体制は万全でした。
各国言語のパンフレット、案内板が充実し、係員や露店のお兄さんまで英語がペラペラ
でした。
大阪城の内部もジオラマやビデオ等を使い、飽きさせない展示になっていました。
武将のコスプレコーナーまであり、かぶとをかぶった黒人の男性が「ブラックサムライ」と
大はしゃぎだったのが印象的でした。
もちろん案内した留学生も大喜びでした。
外国人観光客が増えている背景には、施設側のたゆまぬ努力とおもてなしの心意気が
支えているのだと感じました。