最近、大阪を訪れる外国人観光客の数が増えています。
関西空港を発着する国際便が増えているので、そのまま大阪を訪れる外国人が多いと
思います。
先日、縁あって日本に初めて来た留学生に大阪を案内する機会がありました。
大阪にずっと住んでいるので、外国の人にとってどのような所が魅力のある場所である
のかよくわかりません。
まずは大阪の街を一望できる日本一のビル、あべのハルカスに行きました。
天気もよく晴れわたっていたので、東は生駒のふもとから西は大阪湾、北のビル群、南
は長居公園とよく見えました。
直下の天王寺公園が思いのほか広く感じられ、JRと近鉄電車の交差やその上を車が
通る天王寺バイパスの設置等、都市計画の工夫が随所に感じられ、私は大感動でした。
しかし、留学生の反応はイマイチでした。
それもそのはず、日本に初めて来たので大阪の街を隅々まで一望しても、ただ広いとい
う以外にはないと思います。
気をとり直して、大阪城公園へ。
ここは外国人観光客が多いので受け入れ体制は万全でした。
各国言語のパンフレット、案内板が充実し、係員や露店のお兄さんまで英語がペラペラ
でした。
大阪城の内部もジオラマやビデオ等を使い、飽きさせない展示になっていました。
武将のコスプレコーナーまであり、かぶとをかぶった黒人の男性が「ブラックサムライ」と
大はしゃぎだったのが印象的でした。
もちろん案内した留学生も大喜びでした。
外国人観光客が増えている背景には、施設側のたゆまぬ努力とおもてなしの心意気が
支えているのだと感じました。