クリエイティブであるということ

弊社のシステムの都合により、ブログを1ヶ月間お休みさせていただきました。誠に申し訳ございませんでした。

今後は1週間一度の更新を目指してがんばりたいと思います。

最近、心にひっかかった出来事は五輪エンブレム撤回問題です。

模倣かそうでないかの結論は別にして、これほど悪いイメージがついてしまえば撤回もやむなしかなと思います。

今は検索機能が発達しているので、類似品を探すのは容易です。

ただ、どこまでがセーフで、どこまでがアウトかというのが分かりづらく、あくまで「これは似てる」「これは違う」という個人の感想になってしまいがちです。

私も靴のデザインを考える時に店頭の靴をよく見に行きます。

いわゆる市場調査です。その中で参考になる商品もあります。

その際に注意している点があります。

それはオリジナリティのあるアレンジをして模倣と思われないようにすることです。

売れ筋を調査すると共通しているところがよくあります。

ひと昔前は、そのエッセンスをとり入れて作ると、ある程度売れた時代がありました。

しかし今は売れ筋の継続期間が短く、その先を読んだ商品を企画していかなければいけません。

クリエイティブ(創造的)であることがとても大事な時代だと思います。

 

マルチ商法が若者に広がる理由

昔、はやっていたマルチ商法が現代の若者に静かに広まっているらしいのです。
マルチ商法とは、顧客を引き込み連鎖的に販売網を広げていく手法です。
なぜ広まっているのでしょう?
それはインターネットの交流サイト(SNS)に慣れ親しんでいるからだと思われます。
フェイスブックやツイッタ―で気軽に交流することが日常になり、面識のない人でもSNSの
メッセージ一本で簡単に友達として承認してしまう人が多いのが実情です。
又、通販サイトやアプリで新規客として友人らを紹介すると、自分にも友人にもポイントを
もらえるといったサービスが多いので気軽に友人を紹介してしまい、マルチ取引を知らず
知らずのうちに広めてしまっている例もあるそうです。
ネットの中には真偽定かでない情報もたくさんあります。
しかしながら、若年層は簡単に信用してしまう傾向があります。
なぜ信用するかという問いに 「口コミ情報だから信じる」 という意見が目立ちます。
個人が語っている形の意見を純粋に評価し、疑わないという心理が働くらしいのです。
SNSであまり面識のない人から会おうと誘われたり、激しい勧誘をされた時は要注意です。
少しでも不安になったら、身近な人に相談するか、最寄りの消費生活センターにつながる
相談ダイヤル 「188」 に電話することをおすすめします。

懐かしの味 ナポリタン

ナポリタンはスパゲティにたまねぎ、ピーマン、ソーセージのうす切りなどを入れ、ケチャッ
プで炒めたものです。
昔は喫茶店や軽食堂の定番メニューでありましたが、最近ではナポリタンを提供するレス
トランはほとんど見なくなりました。
そんな中、東京のJR浜松町駅前にナポリタンのみで勝負する店があります。
メニューはナポリタン並、大盛、ジャンボの3種類のみ。
並でも400gもあるボリュームで、大盛600g、ジャンボ800gという量の違いのみのシン
プルさです。
お店は繁盛していて、お昼時には行列が絶えません。
厨房には黙々とナポリタンを作る人2名と、ひたすらケチャップで焦げついたフライパンを
洗う人1名がマシンと化して働いています。
お客さんはほとんどが30代から50代の男性客で、子供の頃味わった懐かしさを求めてや
ってくるのだと思います。
味も昭和風でアルデンテではなく、ゆできったブヨブヨ麺に定番のケチャップ味、好みで粉
チーズやタバスコをふりかけて食べます。
盛りつけ皿は、昔の喫茶店でよくみたシルバーの皿です。
都心のど真ん中で働いている企業戦士のひとときの休息。
昔を懐かしむ気持ちに浸りたいならオススメです。

犬の振り見て我が振り直せ

我が家の愛犬が7月で10歳になりました。

犬は人間よりも7倍早く歳をとると聞いていたので、人間でいうと70歳くらいかなと思ってい
ましたが、実は調べてみると小型犬と大型犬では違うらしいのです。
我が家の愛犬はトイプードルなので小型犬です。
小型犬は最初の2年で24歳になり、その後は1年に4歳ずつ加算していくらしいので
24+(10-2)×4=56歳となります。
そう思うと、それほど老犬ではないので安心しました。
しかしながら、ここ1~2年は夏の散歩のあとはバテていたり、食べ物を誤飲したりすること
が多いなと思っていました。
「あんまり無理したらあかんで。もう若くないんだから・・・」 と思わず声をかけようとしました
がやめました。
なぜか自分に言っているみたいな気がして・・・
自分自身も若い時と比べて、疲れがとれにくくなったり、無理がきかなくなっているような気
がします。
もう一度、愛犬をじっと見てみます。
つぶらな瞳の奥に少年のような光が見えたような気がしました。
「そやな。あんまり年寄り扱いしたらあかんな。気持ちは若くもたなあかんな。」
犬の振り見て教えられたような気がしました。

ギリシャ問題の不気味さ

日本の20分の1くらいの経済規模しかないギリシャが、世界経済の命運を左右する立場に
あります。
不思議なことです。
なぜこのようになったかと過去ををふり返ると、もっと不思議な気持ちになります。
もともとの原因は身の丈に余る借金です。
ユーロ圏に加盟したギリシャは、ばく大な借金を繰り返し、公務員を増やし、年金制度を拡
充しました。
当然ながら、そのような施策をとった政権は国民から支持されました。
しかも、あろうことか借金の額を過少に公表していました。
そして2009年、ギリシャは自国の借金額が虚偽であったと発表。
混乱の幕開けです。
それから5年が経ち、もう先延ばし策も限界にきています。
時計の針を戻すことはできませんが、なぜギリシャの放漫な財政運営は放置されたのでし
ょう?
少なくとも身の丈にあわない借金であるという事は、時のギリシャ政府と貸した金融機関は
承知していたはずです。
このように私たちの知らない隠ぺいされた重大事実が、世界中に時限爆弾のようにひそん
でいるのかも知れません。
こわいことです。

ハニワ課長

ゆるキャラが大好きなのですが、あまりにも乱立しすぎて、自分の中でのブームが去っ
てきたなと感じておりました。
そんな時「ハニワ課長」が気になりました。
大阪府堺市の広報キャラクターなのですが、存在がとてもシュールなのです。
細身のスーツ姿に頭は埴輪。
年齢は1600歳ぐらいで未婚。
あきれると埴輪にちなみ「開いた口がふさがらない」「目が点になります」と言い、怒ると
「焼きを入れたい」と言い放ちます。
顔から表情が読み取れない分、言葉での感情表現が際立ちます。
堺市は仁徳天皇陵などの古墳がたくさんあり、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登
録を目指しています。
そのPRに抜擢されたのが「ハニワ課長」
竹山市長は「古墳時代から受け継いだ知識や経験を生かしてがんばって」と激励してい
るが、ハニワ課長は「自身の質が低く、堺市の古墳の尊厳を損ねるかもしれない」と、で
きるだけ露出はしたくないと殊勝なコメント。
ブレイクするのか注目しています。

今日から君は噴水だ!

ある日、熱血指導で有名な松岡修造氏が、ロシアのサンクトペテルブルクにある噴水を
みて思ったそうです。
「この噴水は出し切っている。喜びも悲しみも楽しさも悔しさも・・・すべてを一所懸命出し
切っている」と。
そこで指導する時に
「自分らしく生きられてないのか?自分を出し切れてないのか?」
「この噴水を見てみろよ!キラキラと輝いているだろう」
「今日から君は噴水だ!」と熱く語るのです。
噴水をみてここまで熱く創造的に物事を擬人化して考えられる人は、松岡氏以外にはい
ないと思います。
そんな時、なにげなく日本のある噴水をみて思いました。
「出し切ってない」 中途半端で、出したり止まったり。
「もっと思い切って勢いよく出さなあかんで」
松岡氏の言葉に感化されている自分を発見し、心の中で叫びました。
「今日から私は噴水だ!」

叱られる意味

4月に入社した新入社員たちも社会人の厳しさが身にしみてくる頃です。
しかし、最近は叱られた経験の少ない若者が多く、少し叱ると必要以上にへこんだり、落
ち込んだりする傾向があるようです。
そのため、上司も叱ることがためらわれるという話も聞きます。
「叱る」ことは、わからないこと未熟なことに対して指導するという意味合いが強く、仕事力
の上達には欠かすことのできない行為だと思います。
大事なことは、その人のために言うという事です。
上司も人間ですので、嫌われたくない思いはあるでしょう。
嫌われても部下のためを思って、あえて厳しいことを言うことは、絶対に必要なことだと思
います。
時が経ち、あの時厳しく言ってくれたおかげで目が覚めたという経験談は誰にでもあるの
ではないでしょうか。
「叱る」「叱られる」ことをさけて通ると、様々な困難において何の解決策も持たない、なま
ぬるい人間になってしまいます。
ビジネスの世界は順風ばかりではありません。逆風の方が多いのです。
困難に立ち向かう力は、叱られることからはじまると信じています。

Duty Free とTax Free

Duty Free は関税が無税で、Tax Free は消費税等の付加価値税が無税ということです。
私たちの直営店もインバウンド(訪日外国人)向けに免税店の許可をとり、外国人の旅行
者の方には消費税をいただかない Tax‐Free Shop となっています。
秋葉原などの街では、Duty Free とTax Free を混同しているような表記もあるような気が
します。
ちなみに、アジア太平洋地域に展開しているDFSグループの Duty Free Shoppers は店
の名前であり、免税品も非免税品も販売しています。
そこで不思議なのが沖縄です。
那覇空港国内線ターミナル内のDFSでは国内線航空券があれば、ウイスキー、香水、ブ
ランド物のバッグが免税価格で買えるのです。
国内旅行なのに、大阪や東京よりも安い価格で買えるという不思議。
私も仕事で沖縄に行った際は、いつも香水を買って帰ります。
調べてみると、沖縄限定の特定免税店制度で沖縄振興策の一貫で創設されたようです。
でもそこには制限があり、販売元の意向でルイ・ヴィトンやシャネル、グッチは適用外なの
です。
国の制度と企業の方針のはざまで存在する特別な店舗のようです。

天草エアライン

日本一小さな航空会社 「天草エアライン」
数年前までは倒産寸前でしたが、現在は5期連続黒字を達成する航空会社です。
その躍進ぶりがテレビ放送されることもあり、機会があれば乗ってみたいなと思っており
ました。
その機会は思わぬ形で訪れました。
仕事の出張で熊本から大阪へ帰る便に、いつも使っている日本航空で予約していたの
ですが、まさかのその便が天草エアラインとのコードシェア便であこがれの「みぞか号」
だったのです。
空港に着いてから判明したので、感激もひとしおでした。
天草エアラインは1機しか飛行機を持っていなく、唯一の機体が「みぞか号」で親子イル
カのデザインでめちゃくちゃかわいいのです。
着陸時にあらわれる「隠れくまモン」も間近でみれて大興奮です。
真心のこもった機内サービスは、とてもアットホームでみかんジュース等の柑橘系でもて
なしてくれます。
手づくり感満載の機内誌は職員さんの自己紹介があふれ、はじめて乗っても以前から
知っているような不思議な感覚になります。
テレビ番組で天草エアラインの社長さんが言っていることを思い出しました。
「移動手段として乗ってもらうのではなく、天草エアラインに乗ること自体を旅の目的とし
てもらいたい。そのために他社とは違うサービスを提供していきたい」
徹底したアナログ、アットホーム路線で差別化を図る天草エアライン。
変化の早い世の中で、逆に新鮮さを感じます。