カジュアル化の本質

ライフスタイルのカジュアル化が進んでいると言われます。

ファッションがカジュアル化されて、ヒールの高い靴はあまり売れなくなりました。

靴のトレンドもローファー、ドライビング、バレエとカジュアル化に呼応しています。

カジュアルの対極はエレガントですが、なぜカジュアル化が進んでいるかということを少
し深く考えてみたいと思います。

バブル期のブランド信仰から自分らしさの表現へと移行していったのではないかと思い
ます。

他人の目よりも自分らしさという価値観。

快適さを求めるあまり、家の中で着る服とおでかけ着との差がなくなり、リラックスした日
常的な普段着でほとんどの時間を過ごしてしまう人が多くなったのではないでしょうか?

おしゃれをして外出することは大変です。

しかし、そこには非日常があり、異空間にいる自分がいます。

それを面倒くさいと言うのなら、刺激のない人生になってしまいます。

もっとおしゃれをして人生を楽しむという選択肢が見直されればいいなと思っています。

悲観主義からの決別

先日、ある記事に共感しました。

その記事によると、多くの外国人は「日本は世界第3の経済大国なのに、なぜ悲観的な
のですか?」という感想を持つらしいのです。

外国からみる日本は、世界第3の経済大国で社会格差は先進国の中でも小さく、世界一
の長寿国。

それに清潔、安全、秩序だった社会は世界基準でみるとすばらしいというのです。

にもかかわらず、日本国内の関心は政治空転、経済の低迷、巨額の累積債務、未解決
の原発事故、生活保護世帯の急増、領土問題等、悲観的な問題のオンパレードです。

これでは日本人全体が悲観主義になってしまうのは無理もありません。

上記の事柄は全て事実であるのですが、とらえ方のバランスの問題だと思うのです。

内向き志向でとらえるのではなく、外の世界にも関心をもち、大きな世界的な視野に立っ
て物事を判断、分析する必要があると思います。

自信過剰になる必要はないのですが、日本と日本人には世界に誇れるくらい立派なモノ
があるのです。

なのに日本が悲観主義に陥るのはあまりよくないです。

なぜなら、アジア、アフリカの途上国が多くの課題を抱えながらも悲観主義に陥ることなく
がんばっているのですから・・・。

「ダメだ、ダメだ」と騒ぎたてるのではなく「やってみよう」と一歩踏み出す雰囲気を作ってい
き、悲観主義から決別すべきであると思います。

きみまろの新境地

先日、テレビをみていると、綾小路きみまろのショーがやっていました。

実は綾小路きみまろのファンで、ディナーショーもみにいったことがあります。

独特の辛口漫談で、客席の中高年のお客様をいじる芸風が大好きです。

「そこで笑っている奥様、キレイだったんですよ。面影ないですけど・・・」

「あれから40年・・・ 時間の経過は残酷です」

いじられているお客様も大笑いしながらとても楽しそうです。

みていたテレビでのショーも中盤までは同じような展開で進行していたのですが、その
後は少し様子が違っていました。

きみまろが客席のあるテーブルに近づいていき、言いました。

「あれっ、この方は周りの人たちと違い、若くておきれいですね・・・ちなみにおいくつで
すか?」

「45歳です」

「45歳でそのハリとツヤのあるお肌はすごいですね・・・よかったらステージの方へお上
がり下さい」

拍手の中、その45歳の方がステージに上がり、インタビューがはじまりました。

「そのきれいな肌を維持するためにどんな化粧品を使っているのですか?」

「〇〇化粧品です。使い方はとってもカンタン・・・・」

その後、化粧品の説明が続き、画面の右上にフリーダイヤルの番号が表示されました。

化粧品の通販番組だったのです。

それにしても前フリの仕込が長いので、全然わかりませんでした。

きみまろの新境地をみたような気がしました。

混雑あれど混乱なし

バレンタインデーを前にしたチョコレート売場はものすごく混雑していました。

年間の販売量の約2割がこのシーズンに売れるといわれていますので盛り上がるのも当
然です。 

女性から男性にチョコを贈ることからはじまって、友人に贈る「友チョコ」、自分へのごほう
びの「自己チョコ」、最近では男性から女性に贈る「逆チョコ」と業界はあの手この手で需
要を喚起しています。

実は少し前も同じような光景を目にしたことを思い出しました。

節分前の太巻き (巻き寿司) 売場です。

節分の日に太巻き (巻き寿司) をその年の恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸
かぶりするという習慣は大阪では古くからあったように思います。

それが今や全国的なイベントとして認知され、かなりの量が売られているのではないかと
思います。

元々、大阪での発祥は土用の丑のうなぎに対抗して、すし屋さんと海苔屋さんが節分の
丸かぶり寿司を広めたことが始まりです。

バレンタインのチョコ、節分の太巻き、土用丑のうなぎと、日本人は食のイベントが大好き
な民族だと思います。

これほどの混雑があっても大きな混乱はなく、皆が秩序を守り、楽しいイベントが行なわれ
てるということは驚くべきことだと思います。

これからもホワイトデー、花見と日本のイベントは続きます。

平和な日本であるからこそできることです。

わびとさびの違い

日本独特の美意識「わび」と「さび」が外国人に人気だそうです。

「わびさび」とセットでとらえがちですが、わびとさびの違いの記事があり、興味深く読みま
した。

わび (侘び) とは質素ゆえにかえって趣のあること。もともとは物が不足することから起こる
寂しさを表す言葉だったそうです。

やがて禅宗などの影響もあって、華美を排した閑寂なさまを積極的に楽しむようになった
そうです。とりわけ茶の湯の世界はこの美的感覚を重視しています。

一方のさび (寂) は、時の経過によって古びたために生じる枯れた渋みのこと。

さびの代表例はコケの生えた石です。風雨にさらされ年月の経った石は、緑のコケをまと
うようになります。昔の日本人は、これを石の内部からにじみ出てくるものと見立て、そこ
にさびの本質があるとしたそうです。

粗末で寂しいわび・・・

古びて静かなさび・・・

昔の日本人が好んだ美学を外国人が評価する。

クールジャパンの真髄をみたような気がします。

ゼンマイ ススムくん

先日、東京のホテルで開かれた得意先の忘年会に参加した時のことでした。

忘年会の余興としてマジックショーがあると聞いていたので楽しみにしていました。

食事もお酒も順調に進み宴たけなわとなった頃、マジックショーがはじまりました。

司会者 「皆さん、お待ちかねのマジックショーの時間です。それではゼンマイススムくん
      どうぞ~」

その後、マジシャンであるゼンマイススムくんは、ステージで見事なマジックを繰り広げ、
各テーブルを回り、テーブルマジックで驚きの声と拍手を浴びていました。

大変盛り上がり、会は盛況のうちに終わりました。

よかったです・・・いいんです・・・いいんですけど、何か心に引っかかるものがありました。

「なぜ、誰も名前につっこまないの?」

ゼンマイススムという名前はお笑い芸人的で 「つかみはオッケー」 な感じかして、とても
おもしろいネーミングだと思うのです。

しかし、その名前については司会者も本人も観客も、ふれてはいけないかのようにつっこ
まないのです。

スマートなマジックを売りにするならば、もっとスマートな名前にすべきだし、お笑いの要素
を入れるなら背中にゼンマイのネジをつけるとか、動きをゼンマイチックにしたらいいのにと
思うのです。

なぜなら、私はマジックをみている時も、いつゼンマイススム的な笑いを入れるのか気にな
ってマジックに集中できなかったのです。

しかし、そういうことを期待しているのは関西から来た私だけのようで、名前については話
題にものぼらなかったのです。

帰ってネットで調べてみると、ゼンマイススムさんは社会に貢献していくことを目的としたソ
シオマジシャンとして有名な方のようです。

笑いを期待してしまった自分がはずかしいです。

ラーメンは日本料理か?

ラーメンは日本料理かという問いに対してほとんどの人は「違う、中華料理だ」という印象を
持つのではないでしょうか?

しかし、中国では日本のようなラーメン店は存在しないし、ラーメン一杯で食事とする習慣も
ありません。せいぜい食事の最後に小さな椀の汁入り麺を食べるくらいです。

カレーもインド料理であると誰もが認識していますが、インドでは日本のようなカレーライスが
提供される事はありません。

とんかつもオーストリア料理のシュニッツェルを起源として、日本人が日本風にアレンジした
ものです。

日本には外国の料理を取り入れ、日本人に合うように変化させて定着させていった料理が
たくさんあります。

日本料理というと和食というイメージがありますが、世界中で日本でしか食べられない料理
という定義をするならばラーメンやカレー、とんかつも日本料理と言えるのかも知れません。

「ミシュランガイド」社長のナレ氏は日本の飲食店の専門性を絶賛しています。寿司店、刺
し身店、焼き鳥店、うどん店などの専門店に細分化されていることに驚き、「誰も追いつけな
い専門性を有している」と評価しています。

私たちはあたり前すぎて気づいていませんが、上記の他にも専門店で出される料理ジャン
ルとして天麩羅、ふぐ、うなぎ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、串揚げ、お好み焼きとその種類は
枚挙にいとまがありません。

フランス料理やイタリア料理、中華料理といった世界有数の料理文化を持つ国でさえ、これ
ほどまでの料理ジャンルはないと思います。

その理由として、日本の食材(特に魚)の豊富さが上げられると思いますが、それ以外にも
外国料理を日本風にアレンジする能力が長けているのではないかと思います。

ショッカーの戦闘員

私が子供の頃、仮面ライダーシリーズが爆発的に人気がありました。

世界征服を企む謎の国際的秘密組織がショッカーで、首領をトップとして大幹部、怪人、
戦闘員と組織構成されていました。

ストーリーは大幹部 (ゾル大佐、死神博士、地獄大使) がくり出す怪人を仮面ライダーが
ライダーキック等でやっつけて、世界を守るというものです。

その怪人と仮面ライダーとの対決の前に「イーッ!」というかけ声で、仮面ライダーに挑
みながら簡単に蹴散らされるのがショッカーの戦闘員でした。

ショッカーの組織の中で最下級の構成員で、上司にひどい扱いをされており、仮面ライ
ダーにすぐやられてしまう役どころが哀愁を漂わせているのかも知れません。

そのせいか、以前リクルートの転職雑誌のCMに起用されていたことがありました。

又、黒タイツに白い肋骨模様という衝撃的な外見からか、日清のカップ麺のCMに起用
され、モーニング娘の曲で踊っていたこともありました。

そして、最近ではウイルコムのCMにも出ています。

そのショッカーの戦闘員が短期のCMバイトではなく、意外な所で就職していることを発
見しました。

京都にある東映太秦映画村の公式サポーターに就任していたのです。

「映画村 たのしイーッ!」

「どんどん写真を撮ってイーッ!」

明るく宣伝するショッカーの戦闘員をみているとイキイキとしており、いい所に就職できた
なと思いました。

くまモン

大きな声では言えませんが実は、ゆるキャラが大好きです。

昨年度のゆるキャラグランプリ1位に輝いた、熊本県の「くまモン」が最近のお気に入り
です。

先日、広島のゆるキャラ「ブンカッキー」が挑戦状を手に熊本県庁に現れ、「くまモン」と
対決したそうです。

サッカーのPK対決や相撲対決等をして、負けた方が勝者の宣伝たすきを掛けて1週間、
相手県の宣伝をする条件です。

結果はなんと、意外にも素早い動きを見せたブンカッキーの圧勝に終わりました。

負けた「くまモン」は、たすきを掛けられて悔しそうにしていました。

10月26日に広島で「再戦」が予定されており、「くまモン」は「次は頑張るモン」と言って
いました。

「くまモン」は今年のゆるキャラグランプリには出場しないこと決めています。

その理由は、ほかのキャラにも人気を得てほしいからで「昨年育ててもらったから、今年
は応援していくモン!」とけなげにコメントしています。

さすが 「くまモン」!

今年のゆるキャラグランプリは11月25日(日) に発表されます。

梅ちゃん先生、完。

NHKの朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」が9月29日に最終回を迎えました。

4月から6ヶ月間ずっと見続けていましたので、終わってしまうと毎日の楽しみが失われた
ようで少しさびしい思いです。

舞台は終戦後、焼け野原のバラック小屋で暮らす下村家の日常生活を通じて、日本が奇
跡の復興を成し遂げる様子がうまく描かれていたと思います。

戦争を体験している世代、高度経済成長を支えた世代、貧しさを知らずに育ったバブル世
代、それ以降の日本の衰退しか知らない世代と様々な価値観を持った人たちが、どのよう
な視点で見られたのか興味がわきます。

最近、戦後の復興に尽力した人々の物語や書物を目にする機会が多いのですが、共通し
ている点は、どん底の状態からよくここまで短期間で復興を成し得ることができたなと感心
する点です。

そこには日本人の持っている忍耐力と変化を受け入れる柔軟さとが合わさり、たゆまぬ努
力と持ち前の勤勉さを発揮して、困難を乗り越えてゆく姿があります。

東日本大震災以降、家族や絆の重要性が再認識されています。

「梅ちゃん先生」はそれらの事をさらりと表現している点が共感を呼び、高視聴率につなが
ったのではないかと思います。