10年後にはAI(人工知能)が現在の6割以上の仕事を奪うとも言われています。
果たしてそのような未来は来るのでしょうか?
囲碁や将棋で世界最強の棋士達を圧倒的強さで打ち負かし、瞬時に人の顔を見分け、株式投資のアドバイザーまで行うAIですが、その一番の弱点は肉体を持っていないことだと思います。
人間は痛い、暑い、寒いなどの感覚、感情を肉体から感じ取り、同様に人間関係を通じて精神的な心の痛みや熱い思いなどの体験を実感としてつなげることができます。
AIはビッグデータから知識として学んでいるだけで体験はしないのです。
もちろん有用な知識を学ぶことは大切ですが、お客様の想いや体験に感情移入できるかどうかが良い仕事を生み出す重要な要素ではないかと思います。
日々の仕事の中で得たものが本当に身につくかどうかは人間関係でどれほど生きた経験を積めるかということであり、AIにはできない領域ではないかと考えます。
「あなたから買いたい」「あなたから話を聞きたい」「あなただから任せたい」と思わせるのは人間としての魅力がなせる技です。
AIの出現により、だから人間は素晴らしいと再認識させられます。