香港APLF

先日、香港で開催された皮革見本市 APLF(アジアパシフィック レザー フェア) に行ってきました。

毎年この時期に開催されるAPLFは世界中から皮革関連の業者が集まるので大変な賑わいです。

会場はとても広く出展社も非常に多いので一日では回りきれません。

日本の展示会では見たこともない皮革がたくさんあるので、とても興味深かったです。

皮革はもともと食肉の副産物であるので、牛や羊をたくさん飼っている国が皮革産業も発展しています。

人口の多い国は必然的に家畜も多いと言われています。

中国、インド、パキスタン、バングラディシュ等。

そして意外かと思われるかも知れませんが、世界の靴生産第三位のブラジルは牛飼育数世界一なのです。

国別の展示になっているので、ブラジルのコーナーは国旗カラーの緑と黄色に色どられていて強烈な存在感を出していました。

イタリア、フランス、スペイン等のヨーロッパ勢は皮革文化が長いこともあり、個性的な皮革がたくさんありました。

日本はどうかというと、世界的な規模の中では残念ながら存在感が大きいとは言えません。

技術的には世界市場でも戦えるものがあると思うので、皮革や靴の分野での輸出を増やしていくべきであると改めて思いました。