ストラディヴァリウス

ストラディヴァリウスとは1644年に生まれたアントニオ・ストラディヴァリが製作したヴァイオリンの世界的名器。

先日コンサートを聴きに行った千住真理子さんがそのストラディヴァリウスを所有しています。

現在ストラディヴァリウスを持っている人は世界でたった4人しかいません。

千住真理子さんの所有しているストラディヴァリウスはデュランティの愛称で知られています。

そのヴァイオリンはストラディヴァリが1716年に製作してすぐにローマ教皇クレメンス14世に献上され、その後フランスのデュランティ家に約200年所蔵されていました。

その後、このヴァイオリンはスイスの富豪の手に渡りましたが、その約80年後の2002年にその富豪が演奏家のみを対象に売りに出されたため千住家が2億~3億円(推定) で購入しました。

その際、次兄の千住明氏が「僕が何とかする」と言って長兄の千住博氏と連携してお金を必死に集めたと言われています。

ストラディヴァリウスは非常にデリケートで湿度が高いと壊れてしまいます。

そのため千住家ではストラディヴァリウスをヴァイオリンケースに入れ、さらに室内に湿度計を3つ置いて湿度のチェックをしながら大切に保管しています。

又、ストラディヴァリウスを飛行機で運ぶ時は、ストラディヴァリウスのために飛行機の座席を1人分用意し、ストラディヴァリウスにシートベルトをかけ、さらにクッションを敷いて置いているそうです。