千住ファミリー

先日、千住真理子さんのヴァイオリンコンサートに行ってきました。

千住真理子さんは2歳半よりヴァイオリンを始め、全日本学生音楽コンクール小学生の部で全国1位を獲得。12歳でNHK交響楽団と共演し、プロデビューをしました。

その後もレウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞と輝かしい功績を残しています。

千住ファミリーは父(工学博士、慶応大学名誉教授) 母(エッセイスト、教育評論家) もすごいのですが、真理子さんの長兄はあの千住博氏(日本画家) 次兄は千住明氏(作曲家) という一家そろって才能あふれる一家です。

そんな千住家の母方の祖父は千住兄妹が音楽を親しむきっかけを作った人物でアインシュタインとも面識があったそうです。

その祖父が自宅で亡くなったときに千住明氏がその場で作曲したという「ラストナイト」

千住真理子さんのコンサートではその「ラストナイト」をはじめショパン「別れの曲」 ドビュッシー「月の光」など15曲。

時として軽んじられてしまう演奏時間の短い「小品」を重視している千住真理子さんならではの選曲です。

そこには短いけれど親しみやすい作品を弾き続ける千住真理子さんの多くの人に親しんでもらいたいという思いが感じられます。