平均年齢でみる各国の諸事情

2010年の国勢調査速報によると総人口に占める65歳以上の人口の割合は23%で、
2005年の前回調査に引き続き世界最高でした。

15歳未満の人口の割合は13%であるので、日本は世界に類をみない高齢化社会で
あると言えます。

国別の平均年齢でみると日本47歳、ドイツ44歳、アメリカ36歳、中国35歳、ベトナム
27歳、インド26歳です。

医療の進歩により寿命は伸びていますが、国によって状況は違います。

アメリカは移民を受け入れているので平均年齢はあまり変わりません。

中国は一人っ子政策をとっているので今後急速に平均年齢が上がり、超高齢化社会
に突入すると言われています。

インドは人口抑制政策をとっていないので平均年齢は下がり続け、総人口でも中国を
抜くと言われています。

上記の例をとってみても様々な問題を含んでいるのがわかります。

移民政策には治安維持、一人っ子政策は労働力不足、人口増加は食糧問題がつき
ものです。

それら全ての問題を一気に解決することはできませんが、世界は今後、限られたエネ
ルギー、労働力、食料等を奪い合うことになるのではないかと思います。

そうなる前に日本はより一層の省エネ国家を目指し、あらゆる事態に備えなければな
らないと思います。