冬が近づいて来ると、鍋のおいしい季節の到来です。
気の合う仲間たちと1つの鍋をつつきながら、ワイワイ、ガヤガヤと盛り上
がる光景はこの季節ならではだと思います。
たいてい一人ぐらいは鍋を仕切る鍋奉行がいて、具を入れる順番、食べ
る順番を各人に教え、ぞうすいを職人のような手つきで見事に仕上げて
いきます。
そして、皆がおなかいっぱいになり「あーおいしかった」と満足感にひた
ります。
鍋とはそういったものであると、思っていました。
しかし、先日興味深いアンケート記事を読みました。
若いカップルにクリスマスの予定はと聞いたところ、なんと8割以上の
男女が「家で鍋 !」と答えていました。
その理由が「安くてヘルシー」「おいしい」「まったりと過ごせる」「盛り
上がる」等でありました。
私は理由に異論はありません。しかしクリスマスのデートといえば、お
しゃれをして外食をするのが定番であり、王道であると思っていました。
家で鍋はいつでもできるし、クリスマスの華やかで特別な非日常的イ
メージとは全然合わないと、私は思ったのです。
でも、今の若い人達はそうは思わないのでしょう。
いいのか、悪いのか、わからないですけど、外食産業が大変なのは間
違いないでしょう。