視線、宙を舞う

先日、あるパーティーでベリーダンスを見る機会がありました。

ベリーダンスのベリー(Belly)とはお腹のことで、中東地域の伝統的な
ダンスです。

私は今までベリーダンスをあまり観たこともなかったので、興味深く観て
いました。

ダンサーの衣装は、キラキラと光るビーズのような素材のビキニのタイプ
で、肌の露出度はかなりのものでありました。

エジプトの音楽に合わせて踊るのですが、基本的な動きが「腰をふる」と
いうものでした。

時には激しく、時にはゆっくりと腰をふって踊っています。

音楽がクライマックスになってくると、より速く小刻みに腰をふります。
その様は高性能小型モーターが内蔵されているのではないかと思うほど
リズムとスピードが高速で目もついていけないほどです。

あまりに激しく官能的なので、目のやり場に困ってしまいます。もちろん
女性の招待客も多数いらっしゃるので、どこをみていいのかわからなく視
線が宙を舞ってしまいます。

しかしそれは私だけではなく、ほとんどの男性の方がダンサーが近くに
来ると上を向いたり、下を向いたり、食べ物を食べだしたりと視線のや
り場に困っておりました。

1時間あまりのステージでしたが、エジプトの音楽と伝統的なベリーダン
スを堪能した素敵な夜でした。

そのあと、ふと1つの考えが頭をよぎりました。

「中東地域は昼間でも女性は肌を露出してはいけなかったのでは・・・
でも、ベリーダンスは大丈夫なんだな・・・」