釣りをこよなく愛する「釣りガール」が増えています。
かつては男性が中心の趣味でしたが、今や堤防や釣り船に女性の姿が当たり前に見られます。
男性と違うのは情報発信力と行動力です。SNSなどで釣りの魅力を発信したり、女性だけの釣り愛好家の団体を設立したりと活発に仲間作りを行っています。
女性有志が釣りの魅力をもっと多くの人に伝えたいと、昨年10月に立ち上げたのが一般社団法人 女性フィッシング協会。インスタグラムなどSNSでつながった北海道から九州まで全国の釣り好き女性12人が発足メンバーです。
トイレの設置や清掃など女性にも優しい釣り場の環境整備、初心者や子供でも参加できる釣りイベントの開催などが主な活動内容です。
レジャー白書によると釣り人口(参加人口) は1990年代後半の2000万人超をピークに減少傾向で、2018年には620万人まで減りました。趣味の多様化に加え、湾岸の開発や環境保護などの観点から釣りができる海岸や河川が減少したのが大きな原因だそうです。
しかし最近は下げ止まりの傾向が見られます。その要因の1つが女性の増加だといわれています。
このチャンスを逃すまいと釣り具メーカーや釣り具店、船宿など女性ファンの獲得に力を入れています。
女性に釣りブームが来るのか注目したいです。