テクハラ

4月は新入社員の季節です。学生であった新入社員が社会人として一歩踏み出そうとする時です。

又、受け入れる側の会社も今年はどんな新入社員が入ってくるかワクワクする季節です。

違う環境にいた人たちが交わると予期せぬ混乱が生じることがあります。特に気をつけたいのがハラスメントです。

世の中の変化が早いので数年前までは問題にされなかったことが今では大きな問題になることがあります。

パワハラ、セクハラ等はその代表的な例でしょう。

厚生労働省はハラスメントの概念を「①優越的な関係に基づき ②業務の適正な範囲を超え ③就業環境を害する行為」と示しています。

一般的には上司が加害者、部下が被害者と思われがちですが、部下が加害者になることもあります。

「先輩、会議用のZoom設定くらい1人でできないんですか。こんな簡単な操作で手間取ってよくこれまで仕事してきましたね。」

このような言動は部下が上司に対しての「テクノロジーハラスメント(テクハラ)」 になりかねないのです。

業務上必要な知識の有無は「優越的関係」にあたるのです。

ハラスメントにならないようにお互いに気をつけなければいけません。