2020年は日本の競馬界において歴史に刻まれる年となりました。
無敗の牝馬三冠馬デアリングタクトの出現、同じく無敗の牡馬三冠馬コントレイルの登場、そして史上初の芝GⅠ 8勝を達成したアーモンドアイ。
そんな数十年に一度の快挙が同時に起こったのが2020年。
その三強が対決することになったジャパンカップ。アーモンドアイの引退レースとなるので最初で最後の対決となりました。
結果はやっぱり強いアーモンドアイが三歳三冠馬をおさえての強い競馬で有終の美を飾って勝利しました。
さすが、アーモンドアイです。
2着には堂々と勝負に挑んだコントレイル、3着にはデアリングタクトと三強で見事に決着しました。
今後数十年は語り継がれるであろう2020年のジャパンカップ。
それぞれが実力を出しきってのレースで心から拍手を送りたい感動のレースとなりました。
心の底からわき上がる感動は競馬が単にギャンブルではなく、超一流のアスリートがしのぎをけずる真剣勝負の世界であるということの証であると思います。
コロナ禍においてその舞台を整えるために尽力した騎手、調教師、牧場関係者、そしてJRAとファンの皆さんの努力のたまものがこのような感動のレースにつながったのだと思います。
その感動は暗くなりがちな人々の心に一筋の光を与えました。