人の性格はいろいろな影響を受けながら形成されていきます。
その基礎となるのが気質と呼ばれていて生まれつきの性質です。
もの静か、朗らか、怒りっぽいなどです。
そこに環境、教育、経験など後天的な要素が加わり、その人なりの思考や行動パターンが作られていきます。
このパターンは年を重ねても変化し続けるものだそうです。
幼児はおもちゃを買って欲しくて店の床に寝そべり駄々をこねますが、中学生になれば違う手段を使います。
自分の考えや行動について他人に受け入れられるように表現を変えます。
「らしく」なっていく能力です。
小学生が何かの班長になった時に最初は自信なげでも、やっていくうちに班長らしくなっていくということがあります。
役割に育てられているのです。
しかし、役割を与えられると人が変わったようになるケースもあります。
役割性格がその人の性格を支配してしまっているのです。
時には役割を脱いだ自分をイメージし、自身を振り返ってみることが大切だと思います。