ボズスキャッグス公演

4年ぶりに来日したボズスキャッグスの公演に行ってきました。

1970年代後半から1980年代にかけて流行したアダルト・コンテンポラリーを代表するミュージシャンで74歳になる大ベテランです。

現在でも精力的に活動を続けており、2018年8月、ブルースミュージックに回帰したアルバム「アウトオブザブルース」をリリースし、第61回グラミー賞にノミネートされています。

コンサート内容も往年のヒット曲をたくさん演奏してくれて、その当時のままの歌声を聴かせてくれました。

観客層は私より10歳くらい上の人が中心で、それぞれの人が昔の青春時代を想い出しているようでした。

私もボズスキャッグスを聴き始めた頃は大人の音楽へのあこがれが強く、背伸びして聴いていた気がします。

AORのはしりであったボズスキャグスがまだ現役で頑張っていることに感銘を受けると共に、その音楽がとても心地よいと感じる年齢になってきたのを実感しました。

最近のインタビューでボズスキャッグスはこう語っています。

「長年かけてようやく自分の音を見つけた気がする」

長く続けてこそ見える世界があるのだなと思います。