進化するコインランドリー

厚生労働省の発表によるとコインランドリーは毎年5%前後増え続けており、全国に約2万店あるといわれています。

昔の「暗い」 「汚い」 のイメージはもうなく、カフェや子供を遊ばせる空間を備えた店もあるほど明るい清潔なイメージになっています。

なぜそのような進化を遂げたのでしょう?

それは時代の流れによる利用者の様変りです。

かつては単身者や学生が主流であったのが、今は主婦を中心とした女性が中心です。

女性の社会進出や共働き世帯の増加を背景に、週末にまとめ洗いが短時間で効率的にできるコインランドリーが注目を集めているのです。

又、布団やシーツ類などを高温の乾燥機能で仕上げてくれる点が、ダニなどを気にする人たちにも人気なのだそうです。

振り返ってみると、かつては洋の東西を問わず「共同洗濯場」 が各地にありました。

そこは地元の人たちの憩いであり交流の場でした。

公衆浴場がなくなり、地元の人たちが交流する場所がなくなっている現代社会で、もしかしたらコインランドリーがその役割を果たすのかもしれません。