常識を疑え

「そんなことも分からないのか!常識じゃないか!」と叱られた記憶は誰にでもあると思います。

しかし「常識」は時代によって変化するものもあると言わざるを得ません。

例えば、歴史においても私が学生の頃には「いい国(1192)作ろう」と覚えた鎌倉幕府が開かれた年でも、今の教科書では違います。

源頼朝は1185年に守護・地頭を置き、権力基盤を築いていたため、開幕は1185年とされています。覚え方は「いい箱(1185)作ろう」に変化しています。

又、昔は「あと30年で石油は枯渇する」と言われていましたが、現在は50年とされています。

シュールガスや天然ガスもあり、エネルギー不足はあまり言われなくなりました。

1リットルあたりのガソリンの価格も、実はミネラルウオーターよりも安いという事実も、昔の常識では考えられないくらいの驚きです。

お風呂の湯舟に入っても肩まで浸からないといけないと言われていましたが、今は心臓に負担がかかるので半身浴がいいとされています。

健康的なイメージのあった日焼けにおいても紫外線は皮膚によくないとあまりおすすめされていません。

これらは技術進歩の発展により常識が塗り替えられた例だと思います。

あと20年もすると、現在の「常識」が「常識」ではなくなることが常識的な判断ではないでしょうか?