エクストリーム・アイロニング

エクストリーム・アイロニングを訳すと、究極のアイロン掛けなのですが、簡単に説明するなら「野外でおこなうアイロン掛け」のスポーツです。

「極限状態の場所で平然とアイロン台を出し、涼しい顔でアイロン掛けを行なう」事が基本原則であり、「衣服のシワを伸ばす」 という本来のアイロン掛けの目的は重要視されないのだそうです。

このスポーツの日本における第一人者、松澤等さんは著書「そこにシワがあるから」(早川書房)の中で下記のように説明しています。

アイロンとアイロン台をかついで山に登り、登頂するとその場でアイロンをかける。見わたす限りの雲海、そこで心静かにアイロンを掛けると至福の感情が満ちてくるそうです。

スポーツしながらという 「スポーツ・アイロニング」 というジャンルもあり、サーフィンしながらアイロン掛けをするのだそうです。

ボード前面にアイロン台とシャツをセットし、波乗りしながらアイロン掛けをする、それも涼しい顔で・・・

海外のアイロニスト (このスポーツのプレーヤーはこう呼ばれる) にはすごい記録を持った人がたくさんいます。

高度記録はアコンガクア山頂 (6959m)
水中最深記録はエジプト沖 (100m)
アイロン掛けの道具を全て装着してロンドンマラソンに出場し、途中でアイロンを掛けながらフルマラソンを4時間8分で走破したアイロニストもいるそうです。

自分ではやってみたいとは思いませんが、機会があれば是非見てみたいです。