10年周期説

金融市場には10年周期に危機が訪れるという説があります。

1987年にブラックマンデー、1997年にアジア通貨危機、そして2007年にはサブプライム問題から始まったリーマンショックがありました。

その10年後となると2017年、つまり2年後です。

この周期説を鵜呑みにすることはできませんが、景気や株価は長いスパンでみると上がり下がりを繰り返しています。

つい最近も、中国の株式市場暴落の影響で世界同時株安の展開となりました。

今は一定の落ち着きを取り戻したものの、そもそもの原因である中国経済の成長鈍化は紛れもない事実であり、すぐに好転する見込みがないことは世界のアナリストの一致した意見ではないでしょうか?

いつ暴落するかわからない薄氷を踏むような状況です。

IT技術が進化して、グローバル経済が進化した時代では他国の金融危機がすぐに世界を駆けめぐり、危機の連鎖を引き起こしてしまいます。

ギリシャ問題では、ある程度、対岸の火事であったかもしれませんが、中国問題では日本経済への影響は計り知れません。

2017年は消費税が8%から10%に引き上げられる年です。

どうか10年周期説があたりませんように・・・。