セールの変調

夏のセールが苦戦しています。
今年は暦の影響で6月27日からスタートしたところが多かったようですが、以前のような各
店一斉スタートではなく、バラバラのスタートが盛り上がり感に欠ける原因の一つであると
も言われています。
又、天候不順も一因であると指摘する声もあります。
一方でセール期間中にプロパー商品がよく売れているという話もよく聞きます。
これはどういうことでしょう?
お客様は以前よりもセールに反応しなくなっているように思います。
価格が下がったから買うのではなく、欲しいから買うという素直な購買動機にもとづいて
いるのだと思います。
はたして、お客様が欲しい時に適正な商品が提案できているのか?
検証してみる必要があると思います。
3月の寒い時期に春夏物はあまり売れません。9月の暑い時期の秋冬物も同じです。
6月のレインシューズはよく売れます。
季節の先取りはせず、季節に入ってから売れ出しているという傾向です。
春も4月5月6月と同じではありません。秋も9月10月11月と違います。気分も気候によって
大きく左右されます。
そうなると、春物や秋物はもう少し時期によって違った商品を提案することが求められてい
るのではないかと考えられます。
どこに答えがあるのかわかりませんが、今年のセールの変調をみて、消費者の変化を感
じざるを得ません。