ヨメのダンナ

ある日、仕事上の知り合いの人と偶然会いました。

久しぶりに会ったので、お互いに偶然の再会を喜びました。

すると、その方が連れの男性を紹介しました。

「この方はヨメのダンナです」

「はぁ、そうですか・・・(ええー何ですと・・・)」

以下心の中の叫びです。

(ヨメのダンナはあなたじゃないのですか?となりの男性がヨメのダンナならあなたはもし
や、内縁の夫ですか?もしそうでないとするとあなたが最初の夫で、となりの男性が2番
目の夫ということですか?そのような複雑な事情を偶然会った瞬間に言われても、とまど
ってしまいます。どう反応すればいいですか?)

混乱する心の中をよそに会話は続いてゆきます。

すると謎が解けました。

その方は「ヨメのダンナ」ではなく「ムスメのダンナ」だったのです。

今となっては私が聞き間違えたのか、その人が言い間違えたのかわかりませんが、私
が混乱している事も悟られずに済みました。

それにしても、これほど相手を混乱させる言葉はないのではないかと思うので、一度イタ
ズラで使ってみようかなと思っています。