先日、東京で最新型の自動販売機で飲み物を購入する機会がありました。
その自動販売機は大きな液晶画面があり、タッチパネルで商品を選択するタイプです。
最大の特徴はお客さんの認証識別機能です。自動販売機の前に立つと性別、年齢等
を瞬時に識別して、おすすめの飲み物を提案してくれるのです。
以前にテレビ番組で紹介されたのを見たことがあるので、その機能は知っていたので
すが実際に見るのは初めてでした。
高校生ぐらいの若い男の子たちが、おもしろがってその自動販売機の前に立ってあそ
んでいました。すると自販機は認証してコーラをすすめていました。
次に若い女性が立つと、柑橘系のさわやかな飲料をすすめていました。
そして私も意を決して、その自販機の前に立ちました。
すると、すすめられたのはオロナミンCでした。
そしてブラックの缶コーヒーも。
「なんでオロナミンCやねん!」と心の中で叫びました。
これはまるで「疲れたオヤジを認証しました」と言っているみたいです。
それらおすすめ商品を振り切って、ミルク入りの缶コーヒーの画面にタッチしました。
「せっかくすすめてあげたのに・・・」と自販機のつぶやきが聞こえたような気がしました。
その後、しばらくその自販機をながめていましたが、オロナミンCをすすめられた人はい
ませんでした。
次回は少し雰囲気を変えて、その自販機の前に立ってリベンジしたいと思っています。