音始末

新型コロナの感染拡大で巣ごもり生活が定着してきました。

アパレルや外食は不振でしたが、楽器関連は大きく売上を伸ばしました。

しかも意外なものが売れているのです。

島村楽器の2021年上期売上ランキングをみると1位はピアノで、2位はなんと「防音室」でした。

通常の家屋に備え付ける防音室は50万円以上かかるのですが、簡易型の防音室を12万円前後のお手頃価格で販売したところ想定以上のヒットとなりました。

楽器の練習用以外でもリモートワーク用やパソコンを利用した音楽配信用のスペースとしての需要があったのです。

音を巡るご近所トラブルを避けるための後始末ならぬ音始末に新たな需要があるのだそうです。

電子楽器のローランドも音始末の需要をつかむ商品を発売しました。

ステージで弾いているような臨場感を味わえるワイヤレス型のヘッドホン型ギターアンプシステムで品切れになるほどの売れ行きで、ベース版も追加発売しました。

音の始末で問題解決、令和の新しいビジネスの予感がします。

ビズッパ アップル

「カカトを踏んでスリッパ履き、お仕事中の足元に解放感を」をコンセプトに開発したビズッパ。

第5弾となるビズッパ  アップルを応援購入サービスMakuakeにて2022年3月1日からスタート致しました。

大変うれしいことにプロジェクト初日に目標金額を大きく上回る834,000円を記録致しました。応援していただいた方、ならびにこのプロジェクトを支えていただいている全ての人に感謝申し上げます。

ビズッパは第1弾が2019年1月に始まりました。その後、第2弾、第3弾、第4弾と機能性のアップや甲素材の変更等で改良を重ねてまいりました。

第4弾までのご支援者総数は1784人。ご支援総額は26,799,600円に上りました。これは私たちの想像をはるかに上回るもので、感謝の念がわき上がるとともに期待に応える商品を作っていかなければならないという使命感をヒシヒシと感じるものでありました。

第5弾を開発するにあたり心掛けていたのは変えてはいけないものと変えてもよいものとの選別です。お客様が気に入っているものは変えない、変えることにより少しでも良くなるものは変えるという姿勢です。

いろいろと試している中で出会ったのが廃棄りんごから作られたアップルレザーです。

本革のようなシボ感とソフトで軽くさらっとした手触りで、靴素材として使うと適度に柔らかく、抜群のはき心地を実現することができました。

又、発色もよく、クロ、ブラウン、ネイビーの他にりんごを思わせるワインも投入することができました。

あえてデザイン、機能性、サイズ展開は変えていません。

長い試行錯誤の末、いいものが出来たのではないかと思っています。

4月29日までプロジェクトを実施していますので、よかったら応援して下さい。

靴下の神様

国内外で「靴下屋」など約270店舗を展開する「タビオ」の創業者である会長の越智直正さんが先日、交通事故で亡くなられました。

会社の事業拠点である「タビオ奈良」に向かう途中、軽トラックにはねられたそうです。

越智さんは1939年愛媛の農家で11人兄弟の末っ子として生まれ、15歳から大阪にある靴下専門の卸店で丁稚奉公を始めます。

13年間の丁稚生活を終え1968年に独立、総合靴下卸売業「ダンソックス」を設立します。倒産の危機を何度も乗り越えながらも自社製品の生産を始めます。

越智さんが追求したのは「はき心地の良さ」。日本の職人にしかできない微妙な技術力が欠かせないため「日本製」にこだわり抜きました。

中国製の安い靴下が市場を占める中、品質を下げずに適正価格で供給し製造から小売りまでを一気通貫で結ぶSPA型企業を作り上げ「靴下の神様」と呼ばれました。

私は越智会長の理念に深く共鳴し、異業種ながら大変尊敬しておりました。

「理想の靴下を作りたい」と言っていた越智会長。82歳になっても靴下のことを考えて会社の拠点に向かわれていたのでしょう。

哀悼の意を捧げます。

いま、必要なもの

新年あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウイルス感染症の猛威が全世界で継続し、経済活動や社会生活において大きな影響を及ぼした1年でありました。

そのような中、日本ではオリンピックが開催され、岸田内閣が発足するなど大きな転換点の年でありました。

先進国の中で出遅れていたワクチン接種も驚異的なスピードで進み、秋から感染者が激減し、10月以降は徐々に経済活動も活発化しつつありました。

2年ぶりの帰省をされる方も多く、普段通りの年末年始を彷彿させるものでした。

しかしながら、正月明けから全国的に感染者が急増し、第6波の入口に差し掛かった感じです。ついに来たかという思いです。

長期化した新型コロナウイルス感染症の影響は「新たな日常」に伴う消費者のライフスタイルの変化により価値観や購買方法の多様化など社会全体に大きな変化を及ぼすでしょう。

ウィズコロナ、アフターコロナの世界において何が残り、何がなくなるのか。なくなっていくものはどのように変化していくのかを常に注意深く考えていかなければならないと思います。

誰もが経験したことのない世界なので前例踏襲は通用しません。

常識を疑い、全く新しい発想こそが必要となってきます。

年の瀬 2021

2021年 令和3年も残りわずかとなりました。

今年一年を振り返って思うことは、今年もコロナに振り回された一年であったということです。

繰り返し出された緊急事態宣言で外出が制限されるたびに靴の売上も厳しさを増していきました。

菅内閣のワクチン接種拡大政策のおかげで夏場の第5波以降は感染者は低いままで落ち着いています。

緊急事態宣言の明けた10月以降は靴の売上も徐々に回復しています。

オミクロン株の出現という不安要因はありますが、このままのペースで年末年始を迎えられ、来年は回復の年になればと願っています。

今年はビズッパレディース、ビズッパボトルキャリーといった商品を開発しました。

評判もよく、手応えを感じていますので引き続きチャレンジ精神は持ち続けていきたいと思います。

来年は私たちの長期目標である「感謝される企業を目指す」という視点を踏まえ、靴にお困りの医療・介護分野の靴に力を入れていこうと思っています。

年末まで私のブログを読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

来年こそ、コロナのニュースに振り回されることのない希望のある一年になるよう願っています。

よいお年をお迎え下さい。

完全栄養食

日清食品ホールディングスの強みは創業家トップが前任者の仕事を踏襲しないことです。

2代目の安藤宏基社長は「カップヌードルをぶっつぶす」と宣言し、父で創業者の百福氏と言い争いました。

3代目の安藤徳隆副社長も2代目と言い争いを恐れていません。もちろん日清食品やカップヌードルの価値を高めていくというベクトルは同じということが大前提です。

カップヌードルも誕生から50年経ち、周りの社会情勢もガラリと変わりました。そんなカップヌードルが開発を進めているのが「罪悪感なきカップヌードル」です。

ジャンクフードなどを食べ過ぎると栄養のバランスを欠いたり、体重が増えたりして罪悪感を覚えてしまいます。逆に健康ばかりを気にしていても人生の楽しみが半減するのも事実です。

3代目の目指すのが「食欲に寄り添った健康食」すなわちインスタント食品を食べていれば大丈夫というフードビジネスモデルです。

これまでカップヌードルは食べ過ぎてはいけないと言われてきたが、今後は食べても食べても身体の健康を守るどころか、増進さえする理想のカップヌードルを作ろうというものです。

それを実現するために研究しているのが「完全栄養食」で、「見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ必要な栄養素を全て満たす食」を意味します。

最終的に日清食品のインスタント食品を完全栄養食に切り替え、技術を外部にも提供するそうです。

インスタント食品が健康を維持、増進させる、そんな夢のような時代が生まれようとしています。

ビズッパ ボトルキャリー

ワインボトルなど持って外に出かける際、どのように持ち運ぶか悩まれたことはないでしょうか?

紙袋やエコバックだと不安定だし保冷バックも収まりが悪いし、見た目もちょっとイマイチな感じだなと思っていました。

じゃ、作ってみようと出来たのが「ビズッパ ボトルキャリー」です。

1つ目の特長は高品質人工皮革にゴールドのファスナーが光る、高級感あふれるデザインという点です。水や汚れにも強く手触り感も抜群です。

2つ目の特長は衝撃吸収、断熱、撥水などの機能性にこだわった点です。中間材に断熱効果に優れたアルミ蒸着ポリエチレン「クールマジック」を使用。内部への外気温影響を緩和しつつ、ボトルを衝撃から守る効果もあります。又、底面には高衝撃吸収材を使用しておりボトルを保護します。内面には撥水加工を施したポリエステル素材を使用しており、結露などの水分が人工皮革にしみ込むのを防いでいます。

3つ目の特長は2種類のストラップで多様な持ち方ができる点です。ショートストラップで手持ち、肘掛け、ショルダーストラップで背面掛け、肩掛けなど様々な持ち方、掛け方が楽しめます。

カカトの踏めるビジネスシューズ「ビズッパ」で培った技術から生まれた「ビズッパ  ボトルキャリー」どのような反響があるのか楽しみです。

8月24日から応援購入サービス「マクアケ」で販売をスタートしています。

興味のある方は是非検索してみて下さい。

ビズッパ レディース

私たちは2019年にカカトが踏める機能性紳士用ビジネスシューズ「Bizppa (ビズッパ) 」を開発、その後「紳士靴 Bizppa」シリーズにて計6回のクラウドファンディングを行い、大きな支援をいただきました。

その後、靴で悩む多くの女性の方から「女性用ビズッパ」を求める声をいただき、女性の足元のストレスを軽減できる製品「ビズッパ レディース」を完成させ、7月14日より応援購入サービス マクアケにてプロジェクトをスタートさせました。

ビズッパレディースの特徴はカカトが踏めることです。内勤時、デスクワーク時などはスリッパモードで足元を解放し、外出時や来客時などはカカトを掛けてすぐに普通の靴として使用していただけます。

素材はストレッチ性に優れた高品質人工皮革を使用しておりますので足あたりやフィット感は抜群で、指一本で手軽にはけるのもポイントです。

中敷きにはクッション性に優れたウレタン素材のカップインソールを使用していますのでお手入れも簡単です。

シンプルデザインでスーツやオフィスカジュアルなどあらゆるスタイルに合わせやすくなっています。カラーはブラック、ブラウン、ネイビー、グレー、ピンク、イエローの6色展開でサイズは21.5㎝~25.0㎝までです。

プロジェクトは7月14日から8月30日までで、男女ペアセットも御用意しています。

興味のある方は「マクアケ  ビズッパレディース」で検索してみて下さい。

1日 100万回

政府が目指す1日100万回のワクチン接種が実現すれば、実質国内総生産(GDP)を実額で1%押し上げるとの民間の試算が出ました。

みずほリサーチ&テクノロジーズは接種が1日平均50万回にとどまるケースをベースラインとし、100万回に高めるケースと比較したところ新規感染者数は50万回では9月になって明確に減り始めるが、100万回なら8月上旬をピークに減少すると試算しています。

外出制限を緩め、人出の水準をコロナ前に比べ10%減から5%減に緩和できるタイミングは50万回は22年1月、100万回は21年10月頃と見込んでいます。

経済活動がほぼ正常化できる時期も50万回なら22年4月と想定しますが、100万回なら22年1月と早まるのです。

100万回接種の場合、国内旅行や外食など控えていたサービス消費が年度内に盛り上がり、個人消費全体が2%程度上振れすると予想しています。

つまり、1日100万回のワクチン接種が実現すれば経済活動の制限を早期に緩めることが可能になり、外食や旅行などの個人消費も早く回復し、2021年度の経済を6兆円拡大させるのです。

接種ペースの加速が今後の景気を左右するので政府の本気度が伝わります。

6月21日から職域接種も始まり、ワクチン接種は順調に加速しています。

長いトンネルの出口はもうそこまで来ています。

動脈物流

キャノンやリコー、コニカミノルタなど主要な事務機器メーカーがそろって参加する物流共同化プロジェクトがスタートしました。

業界団体のビジネス機械、情報システム産業協会(JBMIA)は今年度に動脈物流委員会を新設し、近く実証実験を行うそうです。

対象エリアの物流倉庫にメーカー各社の業務用複合機、プリンターを集約し、共同配送便で納品先を回ります。その有効性を確認した上で対象を全国に広げていく計画だそうです。

委員会のメンバーは業界の主要企業を網羅していますので、圧倒的なシェアを持つ業界物流プラットフォームに育つ可能性があります。

JBMIAはすでに20年以上にわたり、メーカーの使用済み製品の回収、リサイクル業務を共同化する仕組みを運営してきました。全国32都市に回収デポ、主要10都市に回収機交換センターを置き、各社が自社製品の納品時に回収した使用済み他社製品を交換していました。

しかし、不用品などを回収する「静脈物流」と異なり、ユーザーに製品を届ける「動脈物流」はリードタイムやサービス品質が営業活動に影響する顧客サービスなので共同化の動きは鈍かったのです。

ではなぜ動脈物流に乗り出すのか?

そこには各社の製品やサービスに大きな差がなくなっていることや慢性的なドライバー不足という共通の課題があり、ライバルが競い合うのではなく、協力していこうという雰囲気になってきていることが大きいようです。

メーカー各社の製品を混載すれば効率的に配送ができ、業界全体の総使用車両台数を3分の1以下に削減できるというのです。

地球環境にもやさしいこの取り組み、応援していきたいです。