年の瀬 2019

2019年 令和元年の年末を迎えました。

皆さんにとって2019年はどんな年であったでしょうか?

今年は日本にとって新しいページを開いた年であったと思います。

新天皇が即位し、元号が平成から令和へ変わりました。

又、大阪ではG20が開催されました。

記憶に新しいところではラグビーのワールドカップが日本で開催され、日本代表が大活躍致しました。

ONE TEAMが流行語大賞に選ばれ、日本中でにわかラグビーファンが増えました。

私たちにとっての2019年も新しいページを開いた1年でありました。

かかとの踏めるビジネスシューズ「ビズッパ」「ビズッパ2」をマクアケのクラウドファンディングで展開させてもらい、たくさんの支援をいただきました。

又、人生100年いきいきと過ごしてもらうための靴「100年シューズ」も展示会において多くの支持をいただきました。

従来の靴ではない新たな靴に挑戦し、新たなお客様との出会いを実感できた一年となりました。

2020年は東京オリンピックが開催されます。

そして2025年には大阪で万博が開かれます。

たくさんの外国の方が日本に訪れることでしょう。

改めて日本のモノ作りの良さを発信していきたいと思っています。

年末まで私のブログを読んで下さった皆様に感謝申し上げます。

よいお年をお迎え下さい。

半分、暑い。

異常気象が日常的になる近未来を描いた映画「天気の子」は今年の代表的なヒット作品です。

天気と言えば夏の始まりと終わりについてのアンケート調査結果が興味深いです。

昔の夏の始まりは、6月下旬から7月中旬、終わりが8月中・下旬で約50日間であったのに現在の夏は始まりは6月上旬から中旬、終わりが9月中旬・下旬で約100日間に倍増しているという結果でした。

夏の暑さが長引いていて、体感的には1年のうち半分が暑いという感覚です。

売れ筋商品の変化も著しいです。

熱冷まし用シートが普段使いで売れ、食欲が減退する猛暑日にはスポーツ用ゼリー飲料が一般用で売れています。

四季に応じたビジネスを展開するファッション産業には逆風です。

単価の安いTシャツやポロシャツを売る時期が長くなり、長袖のTシャツや薄手のコートの出番はなくなってきています。

又、近年のカジュアル化はシンプルなファッションスタイルが広がっています。、他の人とは違うことを売りにしているファッション産業は苦戦をしいられています。

靴の世界でもサンダルやブーツの需要が減少し、スニーカータイプの売れ行きがいいのはカジュアル化の波であるのは間違いありません。

 

飽きない商い

「高級料亭の料理も食べ続けると飽きる」が口癖だったセブンイレブンの鈴木敏文氏。

セブンイレブンは一時的なブームで終わる刺激の強い味より、あくまで万人に受ける味がテーマです。

その思想の底流には「決して奇をてらうようなことはしない。常に材料や製法を変えながらじわじわと売り上げを伸ばすことを追求する」という考え方があります。

更に消費者が気づかなくていいレベルで品質を改善しているといい、ロングセラーには改良の歴史があるのです。

又、カップヌードルやチキンラーメンでおなじみの日清食品の創業者安藤百福氏は「濃厚な味でおいしすぎると満足感がありすぎる。これでは当分リピートはない」と言い、おいしすぎなく少し余韻を残した味を目指し、再購入につながる商品を作り上げました。

確かにカップヌードルやチキンラーメンはしばらくすると又食べたくなる味です。

弊社の商品開発の方針も同じようなところがあります。

流行のデザインや色を過度にとり入れることはしません。お客様のライフスタイルに合ったデザインや色を考え、はきやすさをモットーに作ります。

流行のデザインや色はブームが去るとすぐに飽きられてしまうからです。

これからも「飽きない商い」を目指していきたいと思います。

国際福祉機器展

国際福祉機器展(HCR)はハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボット、福祉車両まで世界の福祉機器を一同に集めたアジア最大規模の国際展示会です。

第46回を迎える今年は9月25日から27日まで東京ビッグサイトで開かれ、3日間で105,675人の来場者がありました。

おしゃれな介護シューズを開発した弊社も初めて出展させていただきました。

シューズの名称も「サポートシューズ」から「100年シューズ」に変更し、デザインやカラーバリエーションを増やして臨みました。

周りの介護シューズよりもデザイン性、カラーバリエーションが豊富な点が来場者の目にとまり、大変好評でありました。

又、「100年シューズ」というネーミングも多くの方の興味をひきました。

「100年シューズ」のコンセプトは人生100年、おしゃれ心を忘れずにいきいきと過ごしてもらうためのシューズという思いで作りました。

だからデザインやカラーは通常のサロンドグレーのコレクションとほぼ同じです。

違う点は、かなり大きめの5E木型を使用している点、マジックテープを多用して着脱を便利にした点、厚みの違う2種類のカップインソールを標準装備してむくみ対策をした点です。

「100年シューズ」は弊社の展示会にも出品し、直営店やデパートの売場にも展開していく予定です。

売らない店舗

「ここで買う必要はありませんよ。じっくり検討してみて下さい。」

話しているのはオーダースーツ店「ファブリックトウキョウ」の店員。

採寸されたお客は生地見本を受けとり店を出ます。

採寸データはウェブ上に保存されているので、お客は好きなときにネット上で自分だけのスーツを注文できるのです。

「ファブリックトウキョウ」は2012年設立のネット主体のアパレルブランドです。

「店舗は顧客体験の一部にすぎない。必ずしもそこで買ってもらわなくていい。」と森社長は言います。

「店員がその場で売ることを意識しすぎるとお客は買わされている感を抱いて引いてしまう。」

「店ごとの損益を気にしたことはない。店長たちですら自分の店の売り上げを把握していないじゃないか。」と言っています。

「ファブリックトウキョウ」は丸井が運営する全国6店舗にテナントとして入居しています。

丸井グループはリアル店舗を、消費者がブランドと出会い体験する場所として再定義し、従来のビジネスモデルの抜本的な転換にチャレンジしています。

ネットとリアルの融合、小売り業の未来像はそのような形なのかもしれません。

ホテルオークラ東京店閉店

平成20年12月22日にサロンドグレーホテルオークラ東京店はオープン致しました。

そのホテルオークラ東京店が別館アーケードの終了にともない、令和元年9月8日(日)に閉店致しました。

オープンして以降、たくさんの素晴らしいお客様と出会い、ホテルの皆様、アーケード会の皆様など数え切れないくらいの人たちに支えられた11年間でありました。

思えば、11年前の弊社の直営店は大阪のスイスホテル店 1店のみ、百貨店の展開も16店舗しかなく、サロンドグレーブランドはまだまだ浸透していませんでした。

ホテルオークラ東京店への出店が契機となり、全国の百貨店への展開につながったのではないかと思います。

そのような意味において弊社にとって転換点となる出店であり、閉店は大変残念で一抹のさびしさを感じます。

ひとつの時代が終わるという感じがしますが、反面新しい時代の幕開けを予感させます。

私の好きな世阿弥の言葉「初心忘るべからず」を胸に精進していく所存です。

最後に改めましてお客様をはじめ、お世話になった方々へ感謝申し上げます。

ありがとうございました。

産業の隆盛

イギリスで起こった産業革命や近年のIT革命で世界の産業構造が大きく変化したようにそれぞれの時代で大きく伸長していく産業があります。

特に日本においては高度経済成長期などを経て製造業が大きく伸び、また2000年前後からIT産業を含むサービス業が急拡大しました。

一方で時代の変化により厳しい環境に置かれる業界もあります。

そのうちの一つが「百貨店」です。

1904年 (明治37年) に三越の前身、三越呉服店が「デパートメントストア宣言」を発表してから115年。

以前は「何でもそろう街のシンボル」として存在し、1990年では百貨店は231社ありました。

しかしその後、2000年152社、2010年103社と減少し、2019年には91社となっています。

「百貨店」だけではなく「スーパーストア」も2000年1941社から2010年1222社、2019年759社と大きく減少しています。

減少の背景として「百貨店」ではEC市場の拡大やファストファッションの台頭、「スーパーストア」では大型商業施設の進出やドラッグストア、コンビニとの競合などが考えられます。

消費者のニーズをつかみ、新たな一手を打っていかなければ生き残るのは厳しい時代です。

ビズッパ2

「仕事中の足のストレスから解放する」をテーマに始まったビズッパプロジェクト。

見た目は革靴、履き心地はスリッパの第1弾ビズッパは2019年1月マクアケクラウドファンディングで135人 2,456,600円の支援を集めることができました。

そして今回、第2弾のビズッパ2は撥水加工を施したポリエステル100%素材「MA-3000-2」をアッパー全体に使用しています。

この素材は柔らかさ、通気性、フィット感、全てにおいて優れており、履き始めから抜群のフィット感が味わえます。

もちろんビズッパ最大の特徴であるカカトを中に折り込んでのスリッパモードも健在です。

オフィスワークの時はストレスフリーのスリッパモードで、急な来客時には指一本でカカトを掛けてビジネスモードに早変わり。

又、シンプルなデザインなのでスーツ、ジャケパン、オフィスカジュアルとあらゆるスタイルに合わせることができます。

色は黒のみの展開で、サイズは24.5~27.5㎝です。

ビズッパ2 は8月26日(月) からマクアケクラウドファンディングにてスタートさせていただきましたが、最初の3日間で201人 2,740,000円の支援が集まり、前回のプロジェクトを早くも上回ることができました。

予想以上の支援に感謝の気持ちでいっぱいです。

10月10日(木) まで実施しておりますので今後ともよろしくお願いします。

お父さん預かります

平成から令和になり、日本国中が祝賀ムードに染まりました。

企業も10連休のところが多く、行楽地には人があふれ、都市の繁華街は買い物客で混雑していました。

そんな中、大阪なんば近くの難波御堂筋ホールが「お父さんお預かりサービス」を始め注目されました。

貸会議室を運営する難波御堂筋ホールはゴールデンウィーク中の会議室約200平方メートルを提供し、ワークスペース、漫画コーナー、フットマッサージ、ごろごろできるマット等を完備し快適空間を実現。

じゃま物扱いされるお父さんを預けるというよりはお父さんにも誰にもじゃまされずにゆっくりしてもらおうという優しいサービスです。

料金は1時間500円ですが、フリータイムはなんと1000円。

利用の仕方によっては大変リーズナブルな設定です。

企画会議の際に「買い物に行っても、待っている時間が退屈だ」という男性意見と「お父さんに気を使わず、ゆっくり買い物を楽しみたい」という女性意見があり、そこにニーズがあるのではと考えたのがきっかけです。

空きスペースのある難波御堂筋ホール、ゆっくりくつろぎたいお父さん、買い物を楽しみたいお母さん、ウインウインのビジネスだと思います。

紙対応

働き方改革の推進は多くの企業で課題となっています。

ある調査によると「残業時間の削減」や「テレビ会議システムの導入」を具体的施策として実施している企業が多いそうです。

しかしながら、紙を使った作業「紙対応」の作業量が変わったかどうか聞いてみたところ、86.3%が「変わらない」と回答しています。

多くの作業をパソコンで行うようになっても、最終的には紙に印刷して回覧したり記入したりすることが多いからだと思います。

当社でもメールでのやりとりが多くなってきましたが、売上日報などはFAXが中心です。

売場の販売員さん達から「この商品が売れました」 「お客様からこんなことを言われました」等の情報を毎日FAXで送ってきてもらいます。

販売員さんの直筆なので言葉選びや筆跡などで現場の雰囲気と共に個性が伝わってきます。

デジタルでは伝わらない暖かみを感じるのです。

FAXで来る売上日報は膨大な量になるので、一定期間保管したあとは会議資料の裏紙として再利用しています。

会議の際に数年前の売上日報をみつけるとその当時のことを思い出します。

紙の量は減らなくても何度も使うことにより、エコ活動に貢献したいと思っています。