日本メーカーの反撃

今年1月の箱根駅伝では出場選手の8割以上がナイキの厚底シューズを履いていました。

その後、国内外で好記録が続き、新技術の規制論争に発展し、世界陸連はソールの厚さを最大4センチとする新ルールを導入しました。

そのようなナイキの独走状態に国内メーカーが反撃を始めました。

ミズノの新製品「ウエーブ デュエルネオ」は野球のバットの反発力を応用した素材を使い、軽くて高反発の靴に仕上がっています。

反発力は従来から約35%向上したそうです。

今年1月の箱根駅伝で区間新を記録して話題を集めた「謎の白いシューズ」の正体がこの靴です。

アシックスが6月に発売した「メタレーサー」はつま先が硬く、そり上がる構造をとり入れたカーボンプレートを組み込んでいます。

重心が自然と前にうつり、転がるように足が前に進むそうです。

各メーカーが新製品をPRする場として照準を合わせてきた東京オリンピックは新型コロナの影響で延期が決まりました。

延期により新製品開発に猶予ができた面があり、今後の開発競争に拍車がかかってくるのは間違いありません。

日本メーカーの反撃に注目したいです。

 

コロナサーチャージ

6月19日、他の都道府県への移動自粛が解除されました。

これにより全国の観光地や飲食店には賑わいが戻りつつあります。

コロナ自粛の反動で多くの人々が外出を楽しみ出しました。

日常が戻ってきたと喜ぶ反面、感染リスクも高まるので不安も入り混じった複雑な気持ちです。

多くのお店は密を防ぐために席数を減らしたり、お客さんが帰るごとに消毒をしたりと予防策を講じています。

席数減で客数が減り、消毒などの衛生コストが上がっているので経営的には厳しいと思われます。

アメリカではコロナの影響によるコスト増を顧客に転嫁する動きがあります。

通常の価格に上乗せして追加料金「コロナサーチャージ」を課す行為で、レストランや美容院、物流などに広がっています。

追加料金導入の理由は様々で、レストランは食材の値上り、美容院は衛生管理コストの増加、物流では減便により運送コストが上がっていることが理由です。

しかしながら消費者には不評です。

大変な思いをしているのは事業者だけではないのに自分勝手だと映ったのでしょう。

常に消費者の気持ちに寄り添いながらサービスをする姿勢が大事だと思います。

 

会社移転しました

令和2年6月8日に株式会社サロンドグレーと株式会社クレッセントは新社屋に移転しました。

新社屋は平成13年まで当社が使っていた建物を改装したもので、引っ越し前の場所から約100メートルという近さです。

当社の創業の地でもあるので新天地という感じではなく、懐かしい場所に戻ってきたという感覚です。

引っ越し作業は当初予想していた通り大変な作業で、生産設備や皮革、木型、底材をはじめとして商品、デスク、書類等膨大な量がありました。

不要な資材や書類はこの機会に捨てようという強い意志の下、断捨離を実行しました。

コロナを契機に時代が大きく変容していくと思われるので、過去の資料の大半を捨てました。

ひとつひとつの資料を確かめて捨てていく中で「こんな時代もあったな」と感慨深くなると同時に「新しい時代を創る」という思いが強くなっていきました。

過ぎていく一秒一秒が全て過去のものとなっていきます。

過去を振り返るのではなく、常に未来志向で歩んでいきたいと思っています。

もう、感謝しかありません!

3月23日から応援購入サービス「Makuake」でスタートした「ビズッパ3」のプロジェクト。

公開初日に目標金額を達成し、5月14日の最終日終了時点で 応援購入総額 10,523,000円を記録し幕を閉じました。

達成率 2104%、サポーター 680人 と予想をはるかに上回る皆様からのご支援にもう、感謝しかありません!

スタート当初はコロナの影響が今ほどではなかったのですが、4月に入り緊急事態宣言の発動後は百貨店をはじめとする商業施設が次々と休業し、街から人影と賑わいが消えていきました。

そのような沈滞ムードの中、私たちは支援者の方々に助けられました。

「こんな靴をずっと探していました」

「届くのを楽しみにしています」

日々届く支援者のコメントにどれほど勇気づけられたことでしょう。

それにより私たちは前を向くことができました。

支援者の皆様をはじめとしてマクアケのスタッフの方々、社外から応援してくれている方々、そしてビズッパ3プロジェクトチームのみんな、製造スタッフのみんな、その他ビズッパ3に関わるすべての皆様に改めてお礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

国産回帰へ

新型コロナウイルス感染拡大前はグローバルなビジネスが主流でした。

一つの製品を作るにしても企画、原材料調達、生産、販売が複数の国に分かれていて、それぞれの最適地 (主にコスト) が選ばれていました。

そのようなビジネスモデルが利益を最大化するともてはやされていました。

生産を中国でして、世界各国で販売するケースが主要となり、中国が世界の工場といわれるようになりました。

ところが新型コロナウイルスの感染が拡大すると各国は人とモノの流れを止めました。

自国を守るためにやむを得ない措置です。

日本もマスクを中国生産品に大きく依存していたので、たちまちマスク不足に陥りました。

マスク以外でも消毒液、医療用ガウンの不足が叫ばれています。

今、日本のメーカーが立ち上がり、それら不足品を作りはじめています。

コロナが収束した後に今までのサプライチェーン(供給網)が再構築されるのかはわかりません。

自国で必要な分は他国へ輸出することをしなくなるかもしれないからです。

コロナ後の社会を見据えて生活必需品の対外依存度を下げ、国産回帰の流れを作っていってもらいたいです。

ビズッパ3

「ビズッパ」とは、かかとを踏んで履く「スリッパ履き機能」のあるビジネスシューズで、当社が過去2回マクアケのクラウドファンディングで大好評を得た商品です。

その「ビズッパ」が足裏の衝撃を軽減するために中底上面に衝撃吸収材を敷きつめ、又クッション性に優れたカップインソールを標準装備して生まれ変わったのが「ビズッパ3」です。

従来のヒモタイプに加えスリッポンタイプもデザインにラインアップ致しました。

素材はポリエステルを使用していますので、ソフトな足あたりで通気性にも優れています。又、はっ水加工を施していますので雨や汚れに強いのも特長です。革と違って傷がつきにくく、お手入れもブラッシングのみでOKなので簡単です。

3月23日(月) 11:00から応援購入サービス「Makuake」でスタート致しましたところ、282人  3,967,000円 (3月27日現在) のご支援をいただきました。

応援コメントも「このプロジェクトを楽しみにしていた」「ビズッパ以外のビジネスシューズは履けなくなりました」「期待しています」といったうれしいコメントをたくさんいただき、プロジェクトチーム一同大変うれしく思っています。

5月14日までのプロジェクト終了まで精一杯がんばっていきますので引き続きご支援のほどお願い申し上げます。

これからの150年

東京 築地に日本初の靴工場が誕生し、靴産業が始まってから今年3月で150年になります。

1870年、陸軍が正式に洋靴を軍装に定めたものの、欧州製の靴は日本人の足に合わず、訓練もままならなかったそうです。

陸軍の創始者だった大村益次郎が旧知の実業家で佐倉藩 (現在の千葉県佐倉市) 出身の西村勝三に靴の製造を依頼し、国内初の靴工場が作られました。

西村勝三は明治維新で職を失った旧佐倉藩士たちに手に職をつけるために製靴技術を教えました。

そこで学んだ大塚岩次郎が1872年に創業したのが今の大塚製靴で国内最古の靴メーカーです。

明治維新という日本の一大変革期に武士を捨て、新しい産業に未来を賭けた人たちが今の靴産業の礎を築いていったのです。

軍隊の靴から始まった靴産業ですが「おしゃれは足元から」と言われるように靴のファッション化が進み、さまざまな靴が作られようになりました。

最近は輸入靴の増加や職人さんの高齢化等、困難な問題を抱える靴産業ですが、これからの150年を考えたときに靴作りを志す若い人たちのために活躍できる場を提供することが私たちの使命ではないかと思います。

 

厚底シューズOK

世界陸連は先日、陸上長距離界で驚異的な好記録の一因として規制の可能性が議論されてきた厚底シューズについて、条件付きで使用を認める新ルールを発表しました。

新ルールでは、靴底の厚さは40ミリ以下、反発力を増すために靴底に埋め込むプレートは1枚までと制限しました。

又、4月30日以降は競技会で使用できる靴は4ヶ月以上前から市販されていることが条件とされました。

これにより話題となっていたナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」はルールの範囲内となり、東京オリンピックでの使用が可能となりました。

多くの選手たちは安堵したことでしょう。

「ヴェイパーフライ」を履きこなすのは簡単ではなく、シューズに合わせてフォームを修正した選手が多いので、靴の使用が認められたことは選手にとって大きな安心感となったのではないでしょうか。

一定のルールが決められたことにより靴メーカーの開発意欲も高まることが予想されます。

圧倒的なシェアを誇るナイキに対抗しようとルール内での新モデルが開発されるのは間違いないでしょう。

スポーツ用品大手のアシックスは東京オリンピックに向けて今春に新型シューズの販売を予定しています。

今春の靴メーカーの新商品は目が離せません。

年の瀬 2019

2019年 令和元年の年末を迎えました。

皆さんにとって2019年はどんな年であったでしょうか?

今年は日本にとって新しいページを開いた年であったと思います。

新天皇が即位し、元号が平成から令和へ変わりました。

又、大阪ではG20が開催されました。

記憶に新しいところではラグビーのワールドカップが日本で開催され、日本代表が大活躍致しました。

ONE TEAMが流行語大賞に選ばれ、日本中でにわかラグビーファンが増えました。

私たちにとっての2019年も新しいページを開いた1年でありました。

かかとの踏めるビジネスシューズ「ビズッパ」「ビズッパ2」をマクアケのクラウドファンディングで展開させてもらい、たくさんの支援をいただきました。

又、人生100年いきいきと過ごしてもらうための靴「100年シューズ」も展示会において多くの支持をいただきました。

従来の靴ではない新たな靴に挑戦し、新たなお客様との出会いを実感できた一年となりました。

2020年は東京オリンピックが開催されます。

そして2025年には大阪で万博が開かれます。

たくさんの外国の方が日本に訪れることでしょう。

改めて日本のモノ作りの良さを発信していきたいと思っています。

年末まで私のブログを読んで下さった皆様に感謝申し上げます。

よいお年をお迎え下さい。

半分、暑い。

異常気象が日常的になる近未来を描いた映画「天気の子」は今年の代表的なヒット作品です。

天気と言えば夏の始まりと終わりについてのアンケート調査結果が興味深いです。

昔の夏の始まりは、6月下旬から7月中旬、終わりが8月中・下旬で約50日間であったのに現在の夏は始まりは6月上旬から中旬、終わりが9月中旬・下旬で約100日間に倍増しているという結果でした。

夏の暑さが長引いていて、体感的には1年のうち半分が暑いという感覚です。

売れ筋商品の変化も著しいです。

熱冷まし用シートが普段使いで売れ、食欲が減退する猛暑日にはスポーツ用ゼリー飲料が一般用で売れています。

四季に応じたビジネスを展開するファッション産業には逆風です。

単価の安いTシャツやポロシャツを売る時期が長くなり、長袖のTシャツや薄手のコートの出番はなくなってきています。

又、近年のカジュアル化はシンプルなファッションスタイルが広がっています。、他の人とは違うことを売りにしているファッション産業は苦戦をしいられています。

靴の世界でもサンダルやブーツの需要が減少し、スニーカータイプの売れ行きがいいのはカジュアル化の波であるのは間違いありません。