ビズッパ3

「ビズッパ」とは、かかとを踏んで履く「スリッパ履き機能」のあるビジネスシューズで、当社が過去2回マクアケのクラウドファンディングで大好評を得た商品です。

その「ビズッパ」が足裏の衝撃を軽減するために中底上面に衝撃吸収材を敷きつめ、又クッション性に優れたカップインソールを標準装備して生まれ変わったのが「ビズッパ3」です。

従来のヒモタイプに加えスリッポンタイプもデザインにラインアップ致しました。

素材はポリエステルを使用していますので、ソフトな足あたりで通気性にも優れています。又、はっ水加工を施していますので雨や汚れに強いのも特長です。革と違って傷がつきにくく、お手入れもブラッシングのみでOKなので簡単です。

3月23日(月) 11:00から応援購入サービス「Makuake」でスタート致しましたところ、282人  3,967,000円 (3月27日現在) のご支援をいただきました。

応援コメントも「このプロジェクトを楽しみにしていた」「ビズッパ以外のビジネスシューズは履けなくなりました」「期待しています」といったうれしいコメントをたくさんいただき、プロジェクトチーム一同大変うれしく思っています。

5月14日までのプロジェクト終了まで精一杯がんばっていきますので引き続きご支援のほどお願い申し上げます。

これからの150年

東京 築地に日本初の靴工場が誕生し、靴産業が始まってから今年3月で150年になります。

1870年、陸軍が正式に洋靴を軍装に定めたものの、欧州製の靴は日本人の足に合わず、訓練もままならなかったそうです。

陸軍の創始者だった大村益次郎が旧知の実業家で佐倉藩 (現在の千葉県佐倉市) 出身の西村勝三に靴の製造を依頼し、国内初の靴工場が作られました。

西村勝三は明治維新で職を失った旧佐倉藩士たちに手に職をつけるために製靴技術を教えました。

そこで学んだ大塚岩次郎が1872年に創業したのが今の大塚製靴で国内最古の靴メーカーです。

明治維新という日本の一大変革期に武士を捨て、新しい産業に未来を賭けた人たちが今の靴産業の礎を築いていったのです。

軍隊の靴から始まった靴産業ですが「おしゃれは足元から」と言われるように靴のファッション化が進み、さまざまな靴が作られようになりました。

最近は輸入靴の増加や職人さんの高齢化等、困難な問題を抱える靴産業ですが、これからの150年を考えたときに靴作りを志す若い人たちのために活躍できる場を提供することが私たちの使命ではないかと思います。

 

厚底シューズOK

世界陸連は先日、陸上長距離界で驚異的な好記録の一因として規制の可能性が議論されてきた厚底シューズについて、条件付きで使用を認める新ルールを発表しました。

新ルールでは、靴底の厚さは40ミリ以下、反発力を増すために靴底に埋め込むプレートは1枚までと制限しました。

又、4月30日以降は競技会で使用できる靴は4ヶ月以上前から市販されていることが条件とされました。

これにより話題となっていたナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」はルールの範囲内となり、東京オリンピックでの使用が可能となりました。

多くの選手たちは安堵したことでしょう。

「ヴェイパーフライ」を履きこなすのは簡単ではなく、シューズに合わせてフォームを修正した選手が多いので、靴の使用が認められたことは選手にとって大きな安心感となったのではないでしょうか。

一定のルールが決められたことにより靴メーカーの開発意欲も高まることが予想されます。

圧倒的なシェアを誇るナイキに対抗しようとルール内での新モデルが開発されるのは間違いないでしょう。

スポーツ用品大手のアシックスは東京オリンピックに向けて今春に新型シューズの販売を予定しています。

今春の靴メーカーの新商品は目が離せません。

年の瀬 2019

2019年 令和元年の年末を迎えました。

皆さんにとって2019年はどんな年であったでしょうか?

今年は日本にとって新しいページを開いた年であったと思います。

新天皇が即位し、元号が平成から令和へ変わりました。

又、大阪ではG20が開催されました。

記憶に新しいところではラグビーのワールドカップが日本で開催され、日本代表が大活躍致しました。

ONE TEAMが流行語大賞に選ばれ、日本中でにわかラグビーファンが増えました。

私たちにとっての2019年も新しいページを開いた1年でありました。

かかとの踏めるビジネスシューズ「ビズッパ」「ビズッパ2」をマクアケのクラウドファンディングで展開させてもらい、たくさんの支援をいただきました。

又、人生100年いきいきと過ごしてもらうための靴「100年シューズ」も展示会において多くの支持をいただきました。

従来の靴ではない新たな靴に挑戦し、新たなお客様との出会いを実感できた一年となりました。

2020年は東京オリンピックが開催されます。

そして2025年には大阪で万博が開かれます。

たくさんの外国の方が日本に訪れることでしょう。

改めて日本のモノ作りの良さを発信していきたいと思っています。

年末まで私のブログを読んで下さった皆様に感謝申し上げます。

よいお年をお迎え下さい。

半分、暑い。

異常気象が日常的になる近未来を描いた映画「天気の子」は今年の代表的なヒット作品です。

天気と言えば夏の始まりと終わりについてのアンケート調査結果が興味深いです。

昔の夏の始まりは、6月下旬から7月中旬、終わりが8月中・下旬で約50日間であったのに現在の夏は始まりは6月上旬から中旬、終わりが9月中旬・下旬で約100日間に倍増しているという結果でした。

夏の暑さが長引いていて、体感的には1年のうち半分が暑いという感覚です。

売れ筋商品の変化も著しいです。

熱冷まし用シートが普段使いで売れ、食欲が減退する猛暑日にはスポーツ用ゼリー飲料が一般用で売れています。

四季に応じたビジネスを展開するファッション産業には逆風です。

単価の安いTシャツやポロシャツを売る時期が長くなり、長袖のTシャツや薄手のコートの出番はなくなってきています。

又、近年のカジュアル化はシンプルなファッションスタイルが広がっています。、他の人とは違うことを売りにしているファッション産業は苦戦をしいられています。

靴の世界でもサンダルやブーツの需要が減少し、スニーカータイプの売れ行きがいいのはカジュアル化の波であるのは間違いありません。

 

飽きない商い

「高級料亭の料理も食べ続けると飽きる」が口癖だったセブンイレブンの鈴木敏文氏。

セブンイレブンは一時的なブームで終わる刺激の強い味より、あくまで万人に受ける味がテーマです。

その思想の底流には「決して奇をてらうようなことはしない。常に材料や製法を変えながらじわじわと売り上げを伸ばすことを追求する」という考え方があります。

更に消費者が気づかなくていいレベルで品質を改善しているといい、ロングセラーには改良の歴史があるのです。

又、カップヌードルやチキンラーメンでおなじみの日清食品の創業者安藤百福氏は「濃厚な味でおいしすぎると満足感がありすぎる。これでは当分リピートはない」と言い、おいしすぎなく少し余韻を残した味を目指し、再購入につながる商品を作り上げました。

確かにカップヌードルやチキンラーメンはしばらくすると又食べたくなる味です。

弊社の商品開発の方針も同じようなところがあります。

流行のデザインや色を過度にとり入れることはしません。お客様のライフスタイルに合ったデザインや色を考え、はきやすさをモットーに作ります。

流行のデザインや色はブームが去るとすぐに飽きられてしまうからです。

これからも「飽きない商い」を目指していきたいと思います。

国際福祉機器展

国際福祉機器展(HCR)はハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボット、福祉車両まで世界の福祉機器を一同に集めたアジア最大規模の国際展示会です。

第46回を迎える今年は9月25日から27日まで東京ビッグサイトで開かれ、3日間で105,675人の来場者がありました。

おしゃれな介護シューズを開発した弊社も初めて出展させていただきました。

シューズの名称も「サポートシューズ」から「100年シューズ」に変更し、デザインやカラーバリエーションを増やして臨みました。

周りの介護シューズよりもデザイン性、カラーバリエーションが豊富な点が来場者の目にとまり、大変好評でありました。

又、「100年シューズ」というネーミングも多くの方の興味をひきました。

「100年シューズ」のコンセプトは人生100年、おしゃれ心を忘れずにいきいきと過ごしてもらうためのシューズという思いで作りました。

だからデザインやカラーは通常のサロンドグレーのコレクションとほぼ同じです。

違う点は、かなり大きめの5E木型を使用している点、マジックテープを多用して着脱を便利にした点、厚みの違う2種類のカップインソールを標準装備してむくみ対策をした点です。

「100年シューズ」は弊社の展示会にも出品し、直営店やデパートの売場にも展開していく予定です。

売らない店舗

「ここで買う必要はありませんよ。じっくり検討してみて下さい。」

話しているのはオーダースーツ店「ファブリックトウキョウ」の店員。

採寸されたお客は生地見本を受けとり店を出ます。

採寸データはウェブ上に保存されているので、お客は好きなときにネット上で自分だけのスーツを注文できるのです。

「ファブリックトウキョウ」は2012年設立のネット主体のアパレルブランドです。

「店舗は顧客体験の一部にすぎない。必ずしもそこで買ってもらわなくていい。」と森社長は言います。

「店員がその場で売ることを意識しすぎるとお客は買わされている感を抱いて引いてしまう。」

「店ごとの損益を気にしたことはない。店長たちですら自分の店の売り上げを把握していないじゃないか。」と言っています。

「ファブリックトウキョウ」は丸井が運営する全国6店舗にテナントとして入居しています。

丸井グループはリアル店舗を、消費者がブランドと出会い体験する場所として再定義し、従来のビジネスモデルの抜本的な転換にチャレンジしています。

ネットとリアルの融合、小売り業の未来像はそのような形なのかもしれません。

ホテルオークラ東京店閉店

平成20年12月22日にサロンドグレーホテルオークラ東京店はオープン致しました。

そのホテルオークラ東京店が別館アーケードの終了にともない、令和元年9月8日(日)に閉店致しました。

オープンして以降、たくさんの素晴らしいお客様と出会い、ホテルの皆様、アーケード会の皆様など数え切れないくらいの人たちに支えられた11年間でありました。

思えば、11年前の弊社の直営店は大阪のスイスホテル店 1店のみ、百貨店の展開も16店舗しかなく、サロンドグレーブランドはまだまだ浸透していませんでした。

ホテルオークラ東京店への出店が契機となり、全国の百貨店への展開につながったのではないかと思います。

そのような意味において弊社にとって転換点となる出店であり、閉店は大変残念で一抹のさびしさを感じます。

ひとつの時代が終わるという感じがしますが、反面新しい時代の幕開けを予感させます。

私の好きな世阿弥の言葉「初心忘るべからず」を胸に精進していく所存です。

最後に改めましてお客様をはじめ、お世話になった方々へ感謝申し上げます。

ありがとうございました。

産業の隆盛

イギリスで起こった産業革命や近年のIT革命で世界の産業構造が大きく変化したようにそれぞれの時代で大きく伸長していく産業があります。

特に日本においては高度経済成長期などを経て製造業が大きく伸び、また2000年前後からIT産業を含むサービス業が急拡大しました。

一方で時代の変化により厳しい環境に置かれる業界もあります。

そのうちの一つが「百貨店」です。

1904年 (明治37年) に三越の前身、三越呉服店が「デパートメントストア宣言」を発表してから115年。

以前は「何でもそろう街のシンボル」として存在し、1990年では百貨店は231社ありました。

しかしその後、2000年152社、2010年103社と減少し、2019年には91社となっています。

「百貨店」だけではなく「スーパーストア」も2000年1941社から2010年1222社、2019年759社と大きく減少しています。

減少の背景として「百貨店」ではEC市場の拡大やファストファッションの台頭、「スーパーストア」では大型商業施設の進出やドラッグストア、コンビニとの競合などが考えられます。

消費者のニーズをつかみ、新たな一手を打っていかなければ生き残るのは厳しい時代です。