Z世代

人は生まれ育った時代で大きく考え方が異なります。

「X世代」と呼ばれるのは1965年から1980年までの生まれを指し、戦後復興から現代まで絶え間ないテクノロジーの進化と共に成長してきた世代です。

「Y世代」は1981年から1995年までの生まれを指し、インターネットを使用することが当たり前なデジタルネイティブ世代で価値観に多様性があります。

「Z世代」は1996年以降、インターネットが普及された世界に生を受け、新しいサービスが次々と生まれる世の中において、それを「消費すること」で自己を形成してきた世代です。

又、「Z世代」は小学生時代にリーマン・ショックに遭遇し、不況の時代しか知らないと言っても過言ではありません。

ですから、お金を使って遊ぶというよりかは、あるもので最大限の楽しみを引き出すことに価値を見いだすなど堅実な経済感覚を持ち合わせています。

意外と思考は保守的であり、SDGsに象徴される環境保全、社会貢献に対する感度は思いのほか高いのが特徴です。

「Z世代」の言動は、わからないとさじを投げる前に、彼らの育ってきた環境や考え方に焦点をあてると理解できるヒントがあるのではないかと思います。