ナイキの独走

正月の風物詩となっている箱根駅伝。

日本テレビでの平均視聴率は復路で28.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録し、沿道でも多くの人が観戦していました。

結果は青山学院大学が昨年の雪辱を果たし、2年ぶり5度目の総合優勝を成し遂げました。

特に今年は多くの区間新記録が生まれ、見ごたえがありました。

その原動力は靴です。

ナイキの厚底スニーカー「ヴェイパーフライ」で、なんと今回の箱根駅伝出場者のうち8割以上が着用していました。

既に大迫選手ら世界のトップランナーが履いており、マラソン界では注目の的となっています。

特長は軽量やクッション性に加え、高い反発力を実現した点です。

また、シューズ下部に炭素繊維素材を埋め込み接地や踏み込みに弾力をもたらす等、工夫がなされています。

最新モデルは3万250円と高価格ではあるのですが、記録ラッシュの箱根駅伝以降問い合わせが殺到し、サイズによっては在庫切れになっています。

スポーツイヤーとなる2020年。ランニングシューズにおいてナイキの独走になるのか、アディダスやアシックスの反撃があるのか見ものです。