飽きない商い

「高級料亭の料理も食べ続けると飽きる」が口癖だったセブンイレブンの鈴木敏文氏。

セブンイレブンは一時的なブームで終わる刺激の強い味より、あくまで万人に受ける味がテーマです。

その思想の底流には「決して奇をてらうようなことはしない。常に材料や製法を変えながらじわじわと売り上げを伸ばすことを追求する」という考え方があります。

更に消費者が気づかなくていいレベルで品質を改善しているといい、ロングセラーには改良の歴史があるのです。

又、カップヌードルやチキンラーメンでおなじみの日清食品の創業者安藤百福氏は「濃厚な味でおいしすぎると満足感がありすぎる。これでは当分リピートはない」と言い、おいしすぎなく少し余韻を残した味を目指し、再購入につながる商品を作り上げました。

確かにカップヌードルやチキンラーメンはしばらくすると又食べたくなる味です。

弊社の商品開発の方針も同じようなところがあります。

流行のデザインや色を過度にとり入れることはしません。お客様のライフスタイルに合ったデザインや色を考え、はきやすさをモットーに作ります。

流行のデザインや色はブームが去るとすぐに飽きられてしまうからです。

これからも「飽きない商い」を目指していきたいと思います。