全国のガソリンスタンドがこの20年で半減したそうです。
そう言えば、あちこちで閉店、廃業したガソリンスタンドを見かけます。
立地のいい所はマンションになったりしていますが、取り壊されずにそのまま廃墟のようになっている所も見かけます。
これは地下貯蔵タンクの問題が大きいようです。
埋設されたタンクがあるため土地を売却しようとしても莫大な解体費用がかかるので、そのままになっているケースがあるそうです。
そのため金融機関としても担保評価しにくい物件だそうです。
そもそもなぜガソリンスタンド業界が苦境に立たされているかというと、環境にやさしいエコカー、低燃費車の普及が原因です。
最近の車は、とても燃費がいいのであまりガソリンを消費しません。
ドライバーにとってはいい話ですが、ガソリンスタンド業界にとっては死活問題です。
高度経済成長期は車社会の発展をインフラ面で支えていたガソリンスタンド。
今は地球温暖化対策の流れの中で、その役割が大きく変わろうとしています。
技術革新、社会の変化によって、いろいろな業界が岐路に立たされています。
20年後の産業地図は大きく変わっていることでしょう。