「垂直水耕栽培」とはあまり聞き慣れない言葉ですが、これがすごいのです。
今まで野菜を作るというのは土の地面に野菜を植えて育てるというものでしたが、垂直水耕栽培はプランター(植木鉢) を垂直に配置することで縦で野菜を作るというものです。
そうなると広いスペースは必要なくなり、同じ面積でも5~10倍も収穫できるのです。
又、地面の地質は関係なくコンクリート、砂漠、岩石質で作物を作れない土地でも問題はありません。
畑で面倒な耕す作業、雑草取り、肥料まきなどもほとんど必要ありません。
基本、太陽の光と水があれば十分です。
その垂直水耕栽培で大成功している国がオランダです。
オランダはドイツとベルギーと国境を接するヨーロッパ北西部の国です。面積は九州と同じくらいで、人口は1700万人です。
そんな「小さな国」オランダの農産物輸出額はアメリカに次ぐ世界第2位なのです。
収穫量は国土の面積とは関係がないことを実証しています。