近くのイタリアンレストランで昼食をとっていた時の話です。
「私、わかりますか?」 と、となりの席の男性が声をかけてきました。
「えっ」 と一瞬とまどったのですが、すぐにわかりました。
近所の焼鳥屋の店長でした。
家族でたまに利用していただけなのに、憶えていてくれてうれしかったです。
その店長は奥さんと1歳半ぐらいの子供と3人で来ていました。
少し前にも、近所の夫婦でやっている日本料理店の女将さんが、子供づれで近所のうど
ん屋さんで食べている時に会いました。
あたり前のことですが、焼鳥屋の店長も日本料理店の女将もお店で生計を立てていて、
子供を育てています。
お二人ともすごく人柄が良いので、味とともに人柄でお客さんが来る地域の人気店です。
ましてや、子供を一生懸命に育てている姿を見ると、地域の住民としては応援したくなり
ます。
「どうせ行くならあのお店にしよう!」と味や価格だけでなく、人柄で選ぶことも少なくない
ような気がします。
地域の人たちが応援をして、そのお店の子供達が育っていくという昭和的な環境が私は
大好きです。