新型コロナの感染拡大で巣ごもり生活が定着してきました。
アパレルや外食は不振でしたが、楽器関連は大きく売上を伸ばしました。
しかも意外なものが売れているのです。
島村楽器の2021年上期売上ランキングをみると1位はピアノで、2位はなんと「防音室」でした。
通常の家屋に備え付ける防音室は50万円以上かかるのですが、簡易型の防音室を12万円前後のお手頃価格で販売したところ想定以上のヒットとなりました。
楽器の練習用以外でもリモートワーク用やパソコンを利用した音楽配信用のスペースとしての需要があったのです。
音を巡るご近所トラブルを避けるための後始末ならぬ音始末に新たな需要があるのだそうです。
電子楽器のローランドも音始末の需要をつかむ商品を発売しました。
ステージで弾いているような臨場感を味わえるワイヤレス型のヘッドホン型ギターアンプシステムで品切れになるほどの売れ行きで、ベース版も追加発売しました。
音の始末で問題解決、令和の新しいビジネスの予感がします。