「ウインナーが嫌いな人はいないのに、なぜないのだろう」
ローソンの林弘昭さんが感じた素朴な疑問が始まりでした。
林さんは好きなウインナーを好きなだけ食べられる弁当を作るために動き出しました。
開発部門に相談するも反応はよくありませんでした。
「弁当には顔が必要だがウインナーでは顔にならない」
「見た目のバランスが悪い」
「彩りがない」と散々でした。
しかし林さんは諦めませんでした。「ウインナー5本、200円、おいしい」の条件を満たすために奔走しました。
やっと予算に合う質のよいウインナーを探し出し、ついに6月末、ローソンストア100で「ウインナー弁当」(税抜200円) の発売にこぎつけたのでした。
すると大方の予想を裏切り、10月末までの4ヶ月間で50万食という爆発的な売上を記録したのです。
これは数万食でヒットと言われる同社ではあり得ない数字です。
そして11月10日に第2弾「ミートボール弁当」(税抜200円) を発売、ウインナー弁当の3倍の勢いで売れているそうです。
コンビニ弁当の常識を覆した林さんの執念が実を結びました。