バーチャルヒューマン

パラリンピックの閉会式に登場した「imma」というピンク色の髪の女性モデルが話題となっています。

「imma」はインスタグラムやCMの中で活動していますが、現実には実在しない「バーチャルヒューマン」と呼ばれる存在で、CG (コンピューターグラフィック) で作られたモデルなのです。

CGで一番難しいとされる表情も絶妙でCGと言われれなければ本物の人間と思う人がほとんどだと思います。

このような中、サイバーエージェントは俳優や有名人をCG化する「デジタルツインレーベル」という事業を始めました。

有名人やタレントをスタジオに設置した160台のカメラで様々な角度から全身を撮影し、身体の画像データを収集してCG化します。そしてレーベルに所属してもらいCMなどにキャスティングするビジネスで、2023年までに500人を所属させる計画を立てています。

CG化しておけばリアルな撮影後にポーズ変更などの要望に応えることができ、再撮影の手間も省けるというのです。

又、肌を日焼けさせるなどの加工も可能になります。

CGよりもリアルがいいと思う人もいると思いますが、実はインスタの写真などは加工アプリで加工されているのがほとんどだと言われています。

私たちが気がつかないだけで、すでにCGは本物のふりをして日常に存在しているのです。