異常気象が日常的になる近未来を描いた映画「天気の子」は今年の代表的なヒット作品です。
天気と言えば夏の始まりと終わりについてのアンケート調査結果が興味深いです。
昔の夏の始まりは、6月下旬から7月中旬、終わりが8月中・下旬で約50日間であったのに現在の夏は始まりは6月上旬から中旬、終わりが9月中旬・下旬で約100日間に倍増しているという結果でした。
夏の暑さが長引いていて、体感的には1年のうち半分が暑いという感覚です。
売れ筋商品の変化も著しいです。
熱冷まし用シートが普段使いで売れ、食欲が減退する猛暑日にはスポーツ用ゼリー飲料が一般用で売れています。
四季に応じたビジネスを展開するファッション産業には逆風です。
単価の安いTシャツやポロシャツを売る時期が長くなり、長袖のTシャツや薄手のコートの出番はなくなってきています。
又、近年のカジュアル化はシンプルなファッションスタイルが広がっています。、他の人とは違うことを売りにしているファッション産業は苦戦をしいられています。
靴の世界でもサンダルやブーツの需要が減少し、スニーカータイプの売れ行きがいいのはカジュアル化の波であるのは間違いありません。