きゅうりの季節

「冷やし中華始めました」という店の貼り紙が目につき始めると、今年もきゅうりの季節が来たなと感じます。

きゅうりは夏野菜の代表格。夏になるとその色どりの良さから出番が増えてきます。

私は小さい頃からきゅうりが苦手なんです。

そのため、この季節になると飲食店での料理のオーダーの時に、多分入ってないと思うけど念のために「きゅうりが苦手です」と最後に言い添えます。

その際、必ずといっていいほど「アレルギーですか?」と聞かれます。

「アレルギーではなく、苦手なだけです」と答えるのですが、一瞬変な空気になることがあります。

「アレルギーではなく、単なる好き嫌いですか。子供みたいですね。いい大人がみっともない。」という空気です。

きゅうり嫌い歴の長い私は、すかさず「ズッキーニやなすびは食べれます」とささやかな抵抗をします。

「ズッキーニはかぼちゃの仲間で、なすびはナス科です。きゅうりに近いのはスイカやメロンです。でもスイカやメロンは大丈夫です。」

言えば言うほど子供みたいになってしまいます。