明日は大事な用事があるので早く寝ないといけないと思いがちです。
しかしながら、まだ眠くもないのにベッドに入って寝ようとしてもなかなか寝つけない。おまけに「早く寝ないと」という焦りからかえって目がさえてしまうという経験はたいていの人にあるのではないでしょうか。
これは睡眠の専門家の間で言われている「睡眠禁止ゾーン」のためです。
1日の中で一番眠くない時間帯を指す言葉で、いつも寝ている時間の2時間前がそれに当たります。
だから「明日のために」といつもより1時間も2時間も早く寝ようとすると寝つけずにイライラして緊張感が高まり、ますます寝られなくなってしまうのです。
いくら翌日に大事なことが控えているからといっても、早く寝ようとしていつもの生活のリズムを崩してしまうのは逆効果の場合も多いようです。
真面目な人ほど十分に準備しないといけないと考え無理をしがちですが、普段のリズムを大切にすることが大事です。
睡眠の専門家は「どのようなときでもベッドに入るのは眠くなってからの方がよい。又、10分20分と眠れない場合には一度起き出して、ゆっくりと時間を過ごし眠気が強まったところでもう一度ベッドに入るようにすればいい」とアドバイスしています。
自分を信じ、いつもと同じように生活するのが自分の力を最大限発揮するコツなのではないでしょうか。