個人消費の押し上げや働き方改革推進のために、月末金曜日の早期退社を促すプレミアムフライデー。
2017年2月開始後、1年あまりが経過いたしました。
プレミアムフライデーはこの1年で最も話題を集めた項目でありましたが、その効果は限定的であったと言わざるを得ません。
給料日直後の週末なので消費は喚起されると予想されていましたが、月末の金曜日は仕事が忙しく早く退社することが難しい企業が多いのが現状です。
その結果、当初の狙いである外食や娯楽の伸びはあまりなかったのです。
しかしながら、過去の事例をみると評価を固めるのは時期尚早です。
今ではすっかり定着したクールビズも2005年の取り組み開始時には定着は難しいと言われていました。
又、企業の週休2日制も法改正後、定着まで5年以上の時間を要しています。
月末金曜日に限らず職場や地域、個人の実情に応じて仕事を早く切り上げる日を決める振替プレミアムフライデー制度を導入しようという動きもあるようです。
数年後には様々な形でプレミアムフライデーが定着し、クールビズのようにあたり前のようになっているのではないかと思います。