世の中にはあまり人には知られていない色々な仕事があります。
先日、NHKのTV番組でみたオークションスペシャリスト。
クリスティーズなどの美術品のオークションに出品するお宝を探し出す仕事がオークションスペシャリストです。
その仕事は大きく分けて3つです。
① 発 掘 (お宝を見つける)
② 査 定 (落札価格を予想)
③ カタログ制作(買い手用の資料を作る)
美術品に精通した目利き力と情報を得るための信用力がとても大事です。
そのオークション業界で、その人ありと言われる日本人がいます。
山口桂さんです。
贋作も多数ある中で、これはというお宝を発掘する情報力と目利き力において一目置かれている人物です。
その番組の中で、伊藤若冲の世界的コレクターであるジョ―プライス夫妻が登場。コレクションの半分を日本で大切に展示してくれる人に譲りたいので手伝ってほしいと山口氏に依頼していました。
それは山口氏がプライス氏から絶大なる信頼をうけている証拠です。
美術品を後世に残していくという仕事にはお金だけではない、熱意と誠実さが最も必要なのだと感じました。