もみじの永観堂

京都にはたくさんの紅葉の名所がありますが、その中で別格と呼ばれているのが永観堂です。

先日、はじめての訪問が叶いました。

その紅葉の美しさは、私の想像をはるかに超えるものでした。

赤、オレンジ、緑と絶妙な色のコントラスト。

東山を借景として広大な敷地に広がる数百本の紅葉。

紅葉の美しさをひきたてるように配置された寺院や池。

私が今まで見てきた紅葉の中で一番壮大で美しい光景でした。

永観堂の正式名称は禅林寺で創建は863年、千年以上もの輝かしい歴史のある京都有数の古刹です。

創建後約200年を経て、幼少より秀才と呼ばれた永観律師が住職になりました。永観律師は恵まれない人たちのために奔走し、たくさんの人たちを救いました。

永観律師を慕う人々によって、禅林寺はいつしか永観堂と呼ばれるようになったそうです。

永観堂のご本尊は首を左にかしげ、ふりむいている「みかえり阿弥陀」です。

遠い昔、永観律師を穏やかな笑みをうかべ、励ましている姿がそのままあらわされているといわれています。

永観堂の紅葉とみかえり阿弥陀、是非おすすめしたい名所です。