トニー賞6部門受賞の大ヒットミュージカル「キンキーブーツ(来日版)」を観ました。
もともとは2005年のイギリス映画で、靴工場が舞台のストーリーなので昔に観て印象深かった映画でした。それがミュージカルとしての来日です。
「キンキーブーツ」とは女装用ブーツという意味で、倒産しかけのイギリスの老舗紳士靴メーカーが起死回生策として、ニッチ市場であるキンキーブーツにかけて再生するというストーリーです。
それは靴工場を父親の急死により継いだ若社長チャーリーがドラァグクイーン(女装する男性)ローラと出会うところから始まります。
女性用の靴を無理やりはいていたローラをみて、チャーリーはキンキーブーツを作ることを決心します。
ローラをデザイナーとして迎え、キンキーブーツを作ります。
しかしそこには難題が・・・
男性の体重を支えるにはヒールを太くしないといけない。しかしローラはセクシーなピンヒールでないと意味がないと主張します。
製造上、非常に難しいことは同じ靴製造業としてわかります。なんとかヒールを補強して問題をクリアしていきます。
ミラノの展示会でキンキーブーツをはいて踊りまくるドラァグクィーン達。
その姿は圧巻で、とても楽しい気分になりました。
笑いあり涙あり、自分らしく生きることの大切さを再確認させてくれるミュージカルでした。