島倉千代子さんの代表曲 「人生いろいろ」 の歌詞は趣きがとても深いです。
人はみな違って当たり前、人それぞれの生き方があるという意味が込められています。
人はそれぞれ性別、年代、生い立ち、容姿、学歴、思想、職業、経験知などが違います。
外国へいけば、人種、文化、宗教などの違いがよりはっきりとして、人は違っていて当然と思えてきます。
一人の人間もまた、様々な面を持っています。
いつも憎まれ口をたたいている人が意外にも温情家であったり、いつも素直な人がとんでもない強情ぶりを発揮して周りを驚かせたりします。
短所の裏には長所があり、美点の裏には欠点もひそんでいるものです。
「遅いのではなく慎重」 「速いのではなく拙速」
表現により、その印象は大きく変わります。
大事なことは人の一面にだけとらわれて、他のよい面を見失しなわないようにすることです。
自らのせまい「常識」にはめ込んで、他の人を批判する傾向が多くなっているのではと危惧しています。
自分も含めて人は多面的です。
だから人は面白いのです。