ビールの歴史 その2

中世のころは、宗教的な理由でビール作りに制約が多かったため、主に修道院で作られていました。

13世紀ごろ現在のチェコにあたるボヘミアのヴァーツラフ王がビール製造禁止令を解除してほしいと教皇に訴え、その後はビールが広く製造されるようになりました。チェコのビールが今も有名な由縁です。

ドイツでは、1516年に「ビール純粋令」を施行したバイエルン公国のヴェルヘルム4世のおかげでビール製造が発展しました。

その「ビール純粋令」は、使用できるのはホップに限るとしたため、今のビールが誕生しました。

ビールの普及には、フランスの生物学者であるパスツールがひと役買っています。パスツールが酵母を利用したビールの発酵法を開発したことで、大量生産の基盤が作られました。

今やビールは世界各地で作られるうようになりました。又、地域限定の多種多様な地ビールもたくさん作られています。

ビールがおいしい季節ですので、様々なビールを味わってみたいものです。