外出先のトイレでの出来事です。
ピューと飛び出したポンプ式の石けんが私の手のひらではなく、私のシャツのそで口に
かかりました。
そのポンプ式の吹き出し口をみると、液体石けんのかたまりが吹き出し口に付着してお
り、向きを変えてしまったようです。
「あちゃー」と思いながらも次の人のために、吹き出し口に付着した液体石けんをとりまし
た。
たまにあることだと思いますが、この事はある夏の日の出来事を私に思い出させました。
夏のある日、私は一人で昼食をとっていました。
そこは大阪では誰でも知っている豚まんで有名な中華レストランで、となりの席の人が
冷やし中華を食べようとしていました。
その時に事態は起こりました。
私は普通にとなりの席で食べていたのですが、左手のワイシャツのそで口に黄色い何
かが付着しているのに気がついたのです。
となりのおじさんに目をやると、袋入りのマスタードを手に「しまった」という顔をしている
ではないですか。
その中華レストランは豚まんが有名なので、袋入りのマスタードが店内のテーブルに置
いてあるのです。
一瞬にして事態は飲み込めました。
となりのおじさんの袋入りマスタードの吹き出し口が複数あいてしまい、一部がなんと私
のそで口まで飛んできてしまったのです。
「飛びましたか?」とおじさんの消え入るような声
「ええ・・・」と答える私
おじさんは申し訳なさそうに必死で謝っています。
まさか、マスタードがとなりの席まで飛んでくるとは誰も思わなかったでしょう。
幸いたいしたことなく事無きを得たのですが、それから袋入りのマスタードには用心する
ようにしています。